アルバム前半は、やはり UK のシンガーだなぁ〜って思う。スタカン (スタイル・カウンシル) を彷彿させるような感じです。
彼女の歌声は透明感があって、心の奥にスッと入り込んできます・・・。いつ聴いても癒されます・・・。
アレンジがちょっと古い感じが否めないが、それが逆に70年代にタイム・スリップした感じでいいのかな。
ちょっと気になるのは、すぐに聴き飽きてしまうのでは?という1点。ルーマーには長く歌っていてほしいから、次の 2nd が色んな意味で試金石だと思う。もう少し洗練された楽曲も聴いてみたい。だけどそこが難しくて洗練された都会的な楽曲はルーマーの良さを消してしまいかねない。素朴なのが特徴だから。思うに、1、2曲、洗練された曲を入れると、もっとメリハリが効いていいかもしれない・・・。
でもね、今、世界を見渡しても、これだけ癒されるシンガー ( R&B も下火になってきてるし… ) はルーマーだけなので理屈なしに聴いた方がいいのかも・・・。耳で聴くのではなく心で聴く音楽だと思う。
「Am I Forgiven?」、「Aretha」、「Saving Grace」、「Goodbye Girl」、「It Must Be You」 が好き☆
これまでのアルバムよりは、多彩な表現は少なくなったが、 反面、詞の切れ味は、恋愛の恨み節を超えた鋭さを感じさせる。 特に『12月』では、孤独な女性たちの悲しい末路を描いている。 後年のコンサートで、この歌にはアルバムで削除された 2番の歌詞が披露された。 一見アルバムでは「女性たち」が描かれているようにもとれるが、 もう一つ詞が加わることで、「一人の女性」についての描写が 淡々と冷たい客観性を持って描かれていたことに BGMとして聞き流せない詞の重みを感じた。 できうるならば、今までの歌のように、再度リメイクされて、 新しいアルバムに登場することを願う。
Breadの中心メンバーDavid Gatesの、1978年のソロ第3弾アルバム(既発曲含む)です。 昔からのDavid Gates大ファンとしては、リリース当時はちょっとがっかりものでした。いやいやアルバムの出来ではなく、 全部新曲ではなかった事に・・・です。
映画「グッバイガール」のためのタイトル曲は、もちろん彼らしい素晴らしい曲ですが、このアルバムには既に発表され ていた2枚のソロ・アルバムからの曲が約半数収めされていたのでした。映画の曲を依頼されて全部新曲を制作する時間 的余裕がなかったのか、もしくはミニベスト的にしてソロ転向後あまり芳しくなかったセールスを伸ばす意図があったの か・・・?その真意は不明ですが、ずっとDavidを追い求めていた自分としては、全部新曲ではなかった事に当時はちょ っとがっかりした覚えがあります。
もっとも、内容的には彼のソロ最大のヒット曲や、2枚のソロ・アルバムのハイライト曲も聴けますので、特段彼のファン でない方には普通にお勧め出来る佳いアルバムです。ジャケットも、AOR時代の流れに沿った感じでとてもいい感じです。 タイトル曲は、映画ではかなりエディットされていましたので、是非このアルバムでフルで聴いてみて下さい。
ニール・サイモンの作品は日本で言うならば小津 安二郎監督の世界と共通するものがあり、普段の生活の日常的な事柄を観ている人達と同じ目線で描いています。本作品も特別な奇抜さも無く男女の恋愛を笑いを交え、現実的に伝えてくれます。しかし、日常的な毎日の意外な発見と喜びを本作品は語り、見終わった後に一服の清涼感を憶えます。ロマンチック・コメディはいつの時代も不変でいつの時代でも受け入れられる。そんな映画です。ガーフィールド役のリチャード・ドレイファスはアカデミー主演男優賞を受賞しました。私はたいてい日本語吹き替え版を好んで観ていますが、この作品は是非字幕スーパーでドレイファスのしゃべりに注目してください。お勧めの映画です。
これまでのアルバムよりは、多彩な表現は少なくなったが、 反面、詞の切れ味は、恋愛の恨み節を超えた鋭さを感じさせる。 特に『12月』では、孤独な女性たちの悲しい末路を描いている。 後年のコンサートで、この歌にはアルバムで削除された 2番の歌詞が披露された。 一見アルバムでは「女性たち」が描かれているようにもとれるが、 もう一つ詞が加わることで、「一人の女性」についての描写が 淡々と冷たい客観性を持って描かれていたことに BGMとして聞き流せない詞の重みを感じた。 できうるならば、今までの歌のように、再度リメイクされて、 新しいアルバムに登場することを願う。
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