ラスト一話+後日談の構成です。
それまでの盛り上がりからすると少し尻すぼみな気もしますが、なるべくしてなったまとまりの良い終わり方です。まとまりが良過ぎて消化不良感が残ったせいか、何話かを費やしてその後の福神隊が描かれます。カバーに描かれる成長した彼らの姿は、それぞれに完成しているような、悟りを得ているような、どこか遠くに行ってしまった感じ。なので追っていくと、誰これ?という人が一人描かれてますが、これが後日談の中で「読者」として福神隊への接近を試みる主人公です。
舞い上がるようなハッピーエンドでもなく、読者と劇中人物を傷つける陰惨なバッドエンドでもなく、ただ時間が経過しただけでこれからも八福神の面々はそれぞれに人生があるということを予感させる、最終巻でした。
終わりで泣くタイプの漫画ではありませんが、もし自分に子どもが出来たら藤田和日朗を読ませた後で読ませたくなるような、実直なジュブナイルでした。
向田、もげろ。
森薫とアントンシクのフェチっぷりを見よ、という本です。この2作品のために買う価値があります。
ほかの作品もバラエティに富んでいて、なかなかよい作品が揃っています。
女子高生が、捨てロボットを拾うお話です。
空を飛ぶ魚のお腹に入ったり、星をつかまえて宙に浮かべたり。
それら突拍子もないエピソードが、まさに「神の速さ」で進んでいくところもふくめて、
まるで夢の中を旅しているような気分で読みました。
すごく切ないけれど、とっても幸せで、目覚めるのが勿体なかったと思えるような、
たまに記憶から取り出してかみしめたくなるような、そういったたぐいの夢です。
キャラクターもすごく可愛らしいので、私は女の子におすすめします。
1巻にしてすでにお話がキレイにまとまっちゃったのでは?と感じる部分もあるのですが、
ここから、2巻以降にどうつながっていくのかが逆に楽しみです。
数年前、ラジオを聴いていると、今まで聴いたことも無い
アコーディオン曲が聞こえてきた。
すぐに演奏者をメモしてCDを購入。
それがこのアーティスト「牧田ゆき」との出会いである。
その彼女が二枚目のCDをリリースした。
禅語を思わせるタイトルと裏腹に、大変聞きやすい。
明らかに彼女はこのアルゼンチン由来の「チャマメ」という
音楽ジャンルを自家薬籠中の物としている。
「マイ・フェイバリット・シングス(コルトレーンと
聞き比べるのも一興)」「ジャンバラヤ」「八木節」
「ずいずいずっころばし」などのカバー曲も勿論だが
オリジナル曲の数々は、私が未だ目にしていない
アルゼンチンの草原が現前に現れる感覚を味わった。
すでにCDのプロモーションのコンサートは終えたそうだが
彼女の音楽を聞くことで、人生の引き出しが一つ増えます。
是非お聞きください。
毎回、「今は亡き『月刊マイコン』を髣髴とさせる厚さ。
今回は新人特集との事なので、いわゆる「続き物」がなく、何も考えずに話しに入っていけます。
どれもこれも力作揃いなので、読み応え抜群。更に最後には、突っ込み所満載の漫画もありますので2度おいしい。(けど、400m走れません)
この本は、スマートに会計するか、重いんだったらamazonでポチるのをお勧めします。
Fellows! 2011-APRIL volume16A (ビームコミックス)
Fellows! 2011-APRIL volume16B (ビームコミックス)
Fellows! 2011-APRIL volume16C (ビームコミックス)
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