原点回帰と評されている作品です。 伝統曲やゴスペル曲で構成されており、ジャムっぽさはありません。 僕にはこのバンドの最高傑作です。 このバンドにとって今さら緻密な演奏やグルーヴは当たり前ですが、聞く前は正直に言って、こんなに胸にジーンと染み渡る音を聴くことができるとは予想だにしてませんでした。その部分で最高傑作です。
Dejan's Olympia Brass Band、The Chosen Few Brass Band、The Dirty Dozen Brass Band、The Rebirth Marching Jazz Bandと、この一枚でNew Orleans Brass Bandを代表する4バンドが楽しめるなんてコレはお得っ!! あの「蛍の光」がディキシー・スタイルにっ!!そして誰もが知ってる「聖者の行進」はモチロン、New Orleans Brass Bandではお馴染みの曲が盛り沢山で楽しいですよ!! このアルバムを聴いているとこんなファンキーな音楽が生活の一部になってるニューオーリンズの人々がホントに羨ましく思います☆ 理屈なしに楽しめる一枚ですよ!!
マーヴィンの原作にあった甘い高揚感はもうない。長く尾を引くトランペットの音は、挽歌のように切なく響き渡る。だが深刻なテーマ性とともになお、不幸を直視しながら同時に笑い飛ばしているような力強さと諧謔がある。洪水でも流せない音楽の都の伝統は、疑問符が絶望的に増殖する時代に相応しい形で歴史的傑作を蘇らせた。
Kirk Joseph : Sousaphone。ジャケで見る限りヒトの良さそうなメガネさんですが、まあこのヒトのスーザホーンときたら!!!。よくエレキベースでコピーしました(笑)。1曲吹くだけで酸欠&脳の血管切れそうだけどなあ...。てか、普通そもそも吹けねえよこんなの。そのスーザホーンが支えるブラスバンド全体が、先のレビュアーさんの書かれてるとおりで、たまらなくうねりまくり、かつとてつもなくシャープ。こんなテンポ&譜割りでキメフレーズを次々かましていきつつ、インプロビゼイションなとこも交互にかます。その息の合い方とうねり。結局は土着な歌心があるからこそ、こういうのができるんじゃないかな、と。
演奏、映像は申し分ありません。 期待どうりといっても良いでしょう。 ところが、音が納得いきません。 大げさに言うと、ホールの後ろで隠し取りをしたような音です。 録音が悪いのか、ミックスダウンが悪いのか、これではプレイヤーに 対して失礼だと思います。 生々しい迫力のある音で聞きたかったものです。
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