私は映画版しか知らないが、泣けるラブストーリーの秀作だ。主人公・杏の中学・高校生時代を夏帆、12年後を松下奈緒が演じ、その他主要人物もダブル・キャストだが、不自然さはない。物語は12年前と現在を往復するが、脚本が良くできており、混乱することはないだろう。
1人の女性の精神的成長の物語でもあり、12年前の事件のため、傷つくのは自分だけで十分と思い込み、人を巻き込むことを怖れていた少女が、周りの皆がついてくれていることに気づき、前向きになる。そのことを祖母(藤村志保)が意識を回復した杏を抱きしめて気づかせる場面は感動的だ。そして杏は、過去を違った目で捉えられるようになる。つまり、強さは弱さの上にあることを真に理解する。
みんな私の時間を刻んだ大切な砂時計の砂粒たち、その思い出とともに私はこれからも生きていく、とは何と素晴らしいモノローグだろう。そこに過去が未来になる、というテーマがたち現れる。そのことを象徴する砂時計を杏が大悟とやりとりする場面は絵として美しい。特にラストの2人が砂浜を歩いていく様子を、上昇するカメラで徐々に俯瞰するカットは心に残る。ラストが素晴らしい映画に駄作なしだ。12年前の母や大悟と杏との会話が現在の会話やモノローグで繰り返される構成も、時が流れて変わるもの、変わらないものを象徴している。
12年前では、大悟が風のように自転車をとばすカットが良い。大悟の杏を思う気持ちが伝わる。本作ではまた田舎の四季の美しさに心惹かれる。紅葉、森、山にかかる雲、砂浜、海−仁摩サンドミュージアムも含め、一度はこの目で見てみたい所ばかりだ。
連続ドラマから見てて綺麗な画質で所有しておきたいのでBD版を注文しました。 商品説明にあるように、SPでは執事影山(櫻井翔)のラブロマンスや北川景子の二役など遊び心満載で、連ドラから見てた人は楽しめると思います。 メインの謎のほうは、ぶっ飛び感が少なく、視聴者の大多数はかなり早い時点で大筋に気付くかもしれません。 その点が多少物足りないものの、自分が(ほぼ)思ったとおりのことを影山の口から説明される爽快感がありました。 特典の未公開シーンも楽しみです。
【ケータイ刑事】のファンが楽しめるの勿論の事、岡本杏理や岡部歩美などの普段歌わない【セブンティーン】のメンバーも歌って踊ってるので、【セブンティーン】のメンバーのファンや【ハロプロ】のメンバーの真野恵里菜もゲスト出演していって、【ハロプロ】のファンも楽しめます。
「ザ・ベストテン」のパロディの「ザ・ベストセブンティーン」がメインだし、ライブDVDなので、歌詞を字幕がなくちょっと残念です。 歌詞字幕ON/OFF付け欲しかったが、満足しています。
本編:142分/特典:80分
出演アイドル 小出早織(銭形雷) 大政絢(銭形海) 岡本あずさ(銭形命) 岡本杏理(セブンティーンモデル) 岡部歩美(この公演がデビューらしい) みにちあ☆ベアーズ 美脚連(中江有里・篠絵里子・江本純子)※ ※美脚連とは…美人脚本家連盟の略らいしですが、やはりオバサン。
スペシャルゲスト(ハロプロメンバーより) 真野恵里菜 スマイレージ(和田彩花・前田憂佳・福田花音・小川紗季)
原作にはない感動シーンを勝手に付け足す映画もある中、この映画は最後までアニメテイストのギャグを残してくれていました。いつ勝手な感動シーンが入るかとハラハラしていたので良かったです。
配役も映画が始まってみれば自然に受け入れられ、特にボヤッキー&トンズラの2人はアニメを見ているかのように感じました。キャラを良く掴まれていて安心して観ていられます。賛否両論だった深田さんのドロンジョも、大人のセクシーさは無かったとは言え可愛らしさを備えた新しいドロンジョとして見れば〇でした。主役2人が恋人でなく、兄妹のように見えたのは少し残念でしたけれども。
子供向けにしては下ネタが多いので、初代ヤッターマンを愛していた大人の方向けだと思います。今まで観てきた原作付き映画の中でも楽しめた一作です。CGの出来も素晴らしいので一見の価値アリかと思われます!
”たけくらべ”について、今さらどうこう言うつもりはありません。
現在(2008年夏)、モバイル小説などに押されていることもあって、本自体の売れ行きが極めて落ちております。
そんな中、打開策の一つとして、古典や名作復活の動きが業界では起きているそうです。
このSDP文庫も同じでしょう。若者が本を取ってみるきっかけ作りの一つとして、今回、スターダストプロモーションの少女達4人(夏帆、山下リオ、岡本杏理、早見あかり)が表紙を飾ることになったのです。
こういうのがきっかけでも良いと思います。
老若男女問いません! 名作を是非一度手に取ってみて下さい。
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