今後自分のキャリアについて考える上で何かヒントを得られるかと思い、本書を手にとった。
人生様々なシチュエーションにおける「選択」について、豊富な実験に基づいた洞察がされていて、
キャリアを考える上で今すぐ役立ちそうな知見はあまり得られなかったものの、
日常生活でも役立ちそうなネタが多数得られたので読み物としては満足。
■刺さった記述
[1]「選択それ自体の価値」について
・”選択したい”という欲求は生物にとって自然な心の動きであり、とても大きい。
しかし、しばしばその欲求は大きくなりすぎて、何かの目的を達成する手段ではなく、それ自体価値があり必要なものと化してしまう(様々な実験により明らかになっている)。(P28)
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・しかも、選択に実際に状況をコントロールできるかどうかよりも、コントロールできるという”認識”の方が、遙かに大きな意味を持つ。(P24)
[2]「選択肢の数」と「満足度」は単純には比例しない
選択肢が多いからと言って、満足度が単純に増加するとは限らない。
むしろ、選択肢が多すぎると逆に満足度や充足度は低くなることがある。(スーパーにおける実験で、ジャムの品揃え数と実際に購入された数の相関を調べた結果、数多くの品揃えの方が買い物客の注目を集めたものの、実際にジャムを購入した客の人数は少ない品揃えの方が6倍以上も多かったという結果が出ている。)
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人が何かを選ぶ時、少ない選択肢(4〜6程度)を与えられた場合の方が、多い選択肢(20〜30程度)を与えられた場合よりも、自分の選択・判断に確信を持ち、選んだものの満足度が高くなることが、一貫して実証されている。(P234)
[3] 困難な選択を迫られた時の対処について
人生においては、極めて困難な選択を迫られることがあり、それ自体避けることはできないが、負担を軽減したり、様々な工夫をすることができる。
・例えば、生まれてくる子どもが脳内出血を起こして危篤状態にあり、このまま延命治療を続けるか人工呼吸器を取り外して治療を中止するかの選択を迫られる場面があったとする。(延命治療を中止すれば子供は亡くなる。このまま治療を続けた場合、子供が死亡する確率は40%で、命を取り留めたとしても障害寝たきりで喋ることも歩くことも、意思疎通もできない、とする)(P272)
このどちらかの決断を医師でなく、両親自身に委ねられた場合、両親達はいずれの決断をしたとしても、「決断を下す主体者になった」という自覚によって大きな罪悪感や、辛い感情を抱えることになる。(P281)
しかし、例えば医師が「我々の意見では、治療を中止するしか方法はありません」というような”医学的に望ましい選択肢”を提示したとき、両親の抱える否定的感情は軽減されることが実験より明らかになっている。(P282)
このように、難しい選択を迫られた場合、判断の一端を自分の選択で他者に委ねたり、外部から何らかの助けを求めることで、当人の心理的負担を軽減することができる。
■今後実践したいこと
・「育ってきた環境によって、自己決定感の感じ方・大きさに違いがあること」を理解する(例えば今後マネジメントする際に、メンバが自己決定感を持てているか/モチベーションを保てているかを常に意識し、常に背景や目的を十分にメンバと共有することを大切にする)
・困難な選択を迫られた時、自分一人で抱え込まず、外部の助けや力・仕組みを借りることで負担の軽減を図ってみる
・選択肢が多すぎると人は正しい判断力を失い、満足度が下がることがあることを理解する(例えば、プレゼンや商品企画の際に、上記観点を忘れずに考慮する。)
■その他気になった記述(備忘)
・自由とは、自分のために何かを「選択する権利」である(P24)
・選択とは自分自身や、自分の置かれた環境を変える能力である(P23)
・自由は2つの部分に分けることができる。(P93)
1:「からの自由」
└人間をそれまで抑えつけてきた政治的・経済的・精神的束縛からの自由
2:「する自由」
└何らかの成果を実現するもの。しばしば社会主義などの「十分な生活水準を獲得する自由」として描かれる。
・自分の人生にどれだけの自己決定感を持っているかは、これまでどれだけ個人主義的 or 集団主義的な環境に身をおいてきたかによって「認識」が変わる(実際どうかでなく、あくまで認識の問題)(P93)
・なぜ自己評価と他人の評価にギャップが生まれるのか(P135)
自己自身については、行動の背後にある意図がわかっているが、他人には、自己
の経験のレンズを通して/外見からしか判断できないため、しばしばすれ違いが生じる。
丸い座面が大きく安定した座り心地で安心して座れます。用途外の使い方ですが、足首を骨折しギブス生活のためダイニングキッチンで移動するために購入しました。キャスターの性能がよく、床下収納のおうとつもスムーズに乗り越えます。椅子の高さを変えることができるため、自分の立ち上がりに楽な高さに合わせることができました。組み立ても簡単でした。
ニコニコ生放送で某女装子の方がお使いになっていた、サイズはやや大きめに作られているそうで出来たらSサイズが欲しいとのことだそうですということは男女兼用というか、これって男サイズ?肌触りが柔らかく着やすいそうです、ちなみにこのシリーズはこのタイプのみで男子用トランクスはないとのこと。
まあ、ほかの方も書いてますが、シナリオには全く期待しないで下さい
ただ、絵だけは良いので3P、4P、ハーレム等の複数が好きな方は買っても良いかと。
テキスト全部読まずに進めても何とかなりますし。
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