21話はクロノの過去と、いま起こっている事、その全ての始まりともいえる出来事を語る回。とくにマグダレーナとクロノの悲恋はロマンチックなエピソードではあるけれど、ロゼットとクロノの”これから”を映し出しているようで胸が痛む。続く22話は重いというより、見てて辛いシーンが多い。サテラと姉・フィオレの悲劇的な展開を、最後はアズマリアとサテラの組み合わせで、という”これでもか”という鬱な演出で終える。アズマリアの”歌”はサテラを癒しても、観ている側まで癒してはくれない。
これまでのストーリーで断片的に登場してきた、ロゼットや弟のヨシュアの過去の出来事が中心で、ロゼットがクロノとの契約を結ぶまでのストーリーが語られるなど、これまで判らなかった部分を補完する回といえます。子供の頃のロゼットやその生い立ち、クロノとの出会いや孤児院で共に過ごしていた仲間たちとの日々に起こる悲劇が、皆の運命を狂わせます。この巻でロゼットの過去が描かれたことで1つの節目を迎え、次の6巻収録の12話で前半のストーリーは一区切りを打つと共に、新たな旅立ちを決意するロゼットたちを描く物語の中盤へ。
原作とはまったく違った形で終わりを迎えた事に驚きを隠せません。 命を削ってクロノに力を与えたロゼット、死力を尽くし宿敵アイオーンを倒したクロノ、彼らの頑張りが報われなかったあの最終話だけは、どうにも愕然とするしかありませんでした。 ハッピーエンドで終わりを迎える事が出来なかった今作品は、子供が楽しんで観るアニメとしてはちょっとマズイ気がします…。 しかし、決して内容がつまらないという事ではありません。愕然とする覚悟がある方は一度観てみてはいかがでしょうか? 余談ですが『アズでも分かる補習授業』は色んな意味で面白かったです。
最終話を見て、現実の厳しさを突き付けられ、非常に考え深い作品で、本当は、もっと沢山の人に見ていただきたいと、思いました。それと、人間の愚かさの証明?歴史を振り返れば、 一目瞭然?、最近のニュース!得に政治関係を見て、これじゃー!駄目!・・ でも、生きる事を諦める、自殺は最低です!ロゼット&クロノのように強く!
悪魔退治を仕事とするマグダラ修道院に所属する主人公ロゼット・クリストファと相方のクロノの物語。DVD BOX1は原作とほぼ同じ内容で始まっていくので違和感なく観ることが出来ます。 テーマソング、BGM、声優陣も良く、作画崩れも殆ど無いので製作スタッフの頑張りが伺えます。ただ、アクションものとして観ると動きがぎこちなく感じる部分があり、戦闘も武器が銃火器にも関わらず意外と地味です。ロゼットのあの性格を考えると、もっと派手にやってくれても良かったんじゃないかな?(スレイ〇ーズのリナ・イン〇ースみたいに街ごと破壊する勢いが欲しかった。) それでもロゼットとクロノ、後に加わるアズマリアやサテラ達との会話等のやりとりは微笑ましく観ていて飽きません。テーマが暗いだけに、辛い過去を持ちながらも一直線に進んで行くロゼットを応援したくなる、そんな作品です。
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