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吉田茂 ポピュリズムに背を向けて
最初4分の1は、吉田茂のルーツといえる実父や養父、家庭環境などの話。次の4分の1は、外交官時代の話。そして、戦後に初入閣して政界で活躍していく話が次の4分の1で、最後は、サンフランシスコ講和条約中心の話となっています。
私は吉田茂に関する本を読むのは初めてで、当時のようすなどまったく知らず、時代背景の不勉強さから分からないところもありました。しかし、全体としてまとまりがあったこと、及びおもしろおかしい逸話が随所に紹介されていたことなどから、全体として興味深く読ませていただきました。
断片的に印象に残っている部分を書けば、たとえば最初のあたりで吉田茂の養父の紹介があります。彼はこれからは英語の時代だといって、英国に密航を計画。密告は成功して、2年間イギリスに滞在することになります。明治維新前の時代に、命をかけて密航して英語を学ぶ、そういう気概のあった養父だったらしいです。吉田茂はあまり養父と接する機会は少なかったといいますが、それでもこうした雰囲気が吉田茂の性格形勢に与えた影響は大きかったろうなと思ったりしました。で、養父は英語力を利用して、ビジネスで成功。しかし若くして亡くなり、その遺産は吉田茂に転がり込みます。この莫大な遺産が吉田茂をつくったという感じらしいです。
政界に入ってからの吉田茂を紹介する部分では、本書のタイトルにもあるように、有権者におもねらない政治家としての逸話が興味深かったです(選挙区に赴かないことを提案したり、選挙区からの鉄道建設の以来をにべもなく断ったりするなど)。
欲を言えば、講和条約が日本外交上どれほどの意味があったのか、ということをもう少し説明していただきたかったという感想は持ちましたが、吉田茂という人物の性格や気概といったものを十分にイメージでき、まったく知識のなかった私にも伝わってきて興味深く読ませていただきました。
東方茨歌仙 ~Wild and Horned Hermit. (IDコミックス) (IDコミックス REXコミックス)
基本的なこと
・この本は、博麗霊夢と新キャラクターである茨木華扇の二人が主な主人公である。
・5章構成
・主人公達とそのほかの登場人物達の日常の延長にあるような適度な軽さのある物語。
良かった点
・みんなが作品のなかで色々な衣装を着てくれている。
・幻想郷という現実とはかけ離れた世界の日常を描くにあたって、この本を手に取る者達がある程度東方projectの知識をもっていると踏んでのことか、初歩的な知識をあまり
語らないことで他の事柄へ割くコマが多く退屈するページがない。
・絵が綺麗で、途中からさらに安定している。
・漫画なので当たり前かもしれないが、みんなの表情や行動が見られる。(分かってはいるが、やはり嬉しい。)
・新キャラクターである茨木華扇がとって付けたような存在にならず、むしろ、無邪気な霊夢達と理性的であろうとする彼女の二人が主人公であることで、物語に新しい風を吹き 込んでいる。
・ほのぼのとした雰囲気でもだらだらとせず続きが気になるような伏線や、小さな会話でも幻想郷の世界を垣間見ることができ、ほかの日常系の漫画よりも見どころが多い。
悪かった点(正直自分は何もないように思えたが、これを見てくださっている方々の中に気にすることがあるかもしれないことをまとめた。)
・最初の少し、絵が安定していないかな? と少しだけ感じる。
・考えすぎかもしれないが、某ゲームのトレイラーのネタのようなものがあった。
最後に
東方ファンなら家に最低1冊は欲しいです、って言ってみたくなるくらい良いものです。とても面白いです。おすすめっ!
初回特典のイラストは今後Amazonからでは手に入らなくなると思うので、敢えて良かった点には書きませんでした。ですがこれも自分はかなり気に入っています、表紙などか らわかるこの作品のテイストにあったものなので、この本を読んで好きになればなるほどこのイラストも好きになっていきます。それほどのものでした。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました、参考になれば幸いです。
陰徳を積む―銀行王・安田善次郎伝
実は佐々木は安田生命にお世話になった昭和35年から52年の間、管理職そして外務教育部教官等を経験しています。
が当時安田善次郎翁の詳しい歴史を聞いたことが無く、改めて偉大さを感じながら読んでいます。
もっとも仕事に追われて、勉強どころでないことは事実であったが、懐かしく思いながら読むことができて、アマゾンさんのおかげと感謝しています。
当時はお孫さんの 安田 一氏が会長でした、下っ端の佐々木は近くに寄って話すことは無かったが、会議等ではよく出られて講義を聴くチャンスが幾たびかありました。
系列の富士銀行から社長に当時専務であった竹村吉衛門氏が社長として迎えられていました。
懐かしいことが浮かんでは消えてゆくこの頃です。
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