チム・チム・チェリー 1 (講談社コミックスるんるん)
あゆみさんの他の作品を知っている方も、知らない方にも是非読んで欲しい作品です。隠れた名作です。一昔前のロンドン、不思議な乳母(ナニー)一家からやって来た乳母のチェリーと、チェリーが面倒を見ることになるマクレガー家のコドモ達との、
とっても素敵なファンタジー。夢に溢れていて、とっても可愛らしくて
読むだけで夢が見れる作品です。登場人物もそれぞれ魅力的!
ナーサリー・ライム(マザー・グース)や、妖精、クリスマス、ピーター・パン、切り裂きジャックまでと、その時代のイギリスらしい雰囲気も
盛りだくさんで、あちらの雰囲気にもどっぷり浸れます。
絵も細かくキレイでとっても可愛らしいです。
いつまでも夢を見ていたいと思える、いつまでも、読み継がれてほしいと
さえ想う、そんな宝箱のような、素敵なファンタジーです。
八月のラブソング
Thanks for the nice CD, very good! Thank you.
花いくさ~京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子~ [DVD]
最近、この作品を見る機会があり、とても気に入ったので見終わってすぐに注文しました。映像・音楽がとても美しく、芸術性が高いです。京都の美を非常にうまく表現していると思いました。また、背景知識を解説してくれる初めと終わりの落ち着いたナレーションがとてもいいです。
私は最近、井上真央さんに注目しています。この作品も、井上さんが見たくて見たのですが、やはりすばらしい演技でした。私は彼女の真骨頂は二つあると思っています。一つは恋愛シーンにあります。まだ20歳そこそこですが、いとしさや切なさを表す表情が非常に印象に残りますし、この作品では色気すら感じました。彼女と同じくらいの年齢の女優の中で、恋愛シーンの演技力は断トツだと思います。そしてもう一つは、啖呵を切るシーンです。これは、ドラマ『キッズ・ウォー』で培われたものだと思われます。この作品でも、無礼な客に対して‘キレる’シーンがありますが、その迫力はすさまじいです。井上さんを見ると、いつも「目が役者だな」と思います。
このレビューを書くにあたってフジテレビの公式ホームページを見ましたが、インタビューを読めば、井上さんの頭の良さや演技に対する真剣さがよくわかります。井上さんが日舞の素養があるということをここで初めて知りました。
私は、このドラマを見て、祇園の花柳界という厳しい世界を純粋にまっすぐにそして真摯に駆け抜けた岩崎峰子さんに対して、こんな人が本当にいたらすごい、と尊敬の念を抱きました。彼女の「生涯たった一度の恋」も、美しいと思いました。ただ、原作をチェックしてみて、実在のモデルは(不倫相手も含めて)どうやらそんなにきれいな部分だけをもっているわけではないんだなと思いました。まあ人間ってそんなものなのでしょうけど。しかし、そうは言っても、彼女の努力やプロ意識がすばらしいことにかわりはありません。