「歌声そのものが極めて美しい」という点で、ルクプルは予め強力な魅力を持っていたと言える。藤田恵美は日本のポピュラー界でも間違いなく5指に入る肉声の美しさを持ったシンガーと言って良い。決して声量がある、あるいは声帯が太いタイプのシンガーではないが、彼女のヴォーカルは非常に魅力的で美しい。またその美声で綴るルクプルの楽曲は、例えばユーミンのような鋭い感性に裏打ちされた歌詞でもなければ矢野顕子のような天才的なメロディーやアレンジがなされているわけではなく、例えば「ありがとう」とか「ごめんなさい」といった ごく庶民的な視点で発せられる感情を素直に綴ったものが多い。突飛な楽曲はなく血が騒ぐような楽曲もない。しかしそれこそがルクプルの魅力だった。J-POPの若手シンガーのように根拠もないメッセージを懸命に歌うわけでもなく、ビートやビジュアルで魅せるわけでもない。しかし、だからこそルクプルの音楽には「聴く人を癒す」という魅力が満載だった。
このアルバムはルクプル10年の活動で発表したシングル曲をまとめたベスト盤だが、何とも心落ち着く珠玉の楽曲が並んでいる。藤田恵美の美しい歌声とルクプル独特の素直な曲調に、何度聴いても心が癒される。「ひだまりの詩」「縁は異なもの」といったヒット曲の他にも魅力的で素晴しい楽曲が何と多いことか。解散は残念であったが、この元・夫婦の2人には末永く活動してもらいたいものだ。名曲「Song Of Love」は必聴の一曲。こういうのを本当の“Love Song”と言うのだよ。
哲学に興味がなくても、デカルトの名前は聞いたことがある人は結構いる。 方法序説についても読んだことがなくても「われ思う、ゆえにわれあり」と いう言葉は有名だ。 考える我、存在、神の存在証明についての展開は文学的といってもよいほど 面白い。 でも、私がこの本からもっとも考えさせられたのは、何を根拠とするか? 何をはじめとするか?という部分だ。 何かを正しいとするとき、その根拠をさかのぼった先には何があるのか? デカルト自身は神としているわけだけど、宗教を持たない人間にとって 神というキーワードはどうもしっくりこない。 そうかといって何もないと言い切ってしまうのは哲学的にはあるのだろうが 現実生活としてはあまりにも心もとない。 宗教(超越的な力)を信じたいが信じられない人間の存在、言葉、行動・・・ など全て根拠とはなんなのだろう。
スポーツクラブのランニングマシンで歩いたり走ったりする時
私は音楽が無いとどうしてもすぐ飽きてしまうので音楽が必要で
好きな歌手の歌を聞いたりしていましたが−−−
どうしても好きな歌だと歌詞が頭に浮かんだりして、そのせいでランニングに集中できなかったり
(歩く分にはあまり問題ないのですが、やはり走る時は……)
歌詞を口パクしてしまうせいでランニング中の呼吸が上手にできていなかったり(笑)
(いや、ウォーキング中も口パクしてしまうと呼吸のテンポが変になりますが……)
軽快でリズミカルな音楽でも、知らない音楽だと乗り気がしないし飽きてしまいますが
このCDのクラシック音楽は
みんなどこかで聞き覚えのあるような物ばかりで耳に心地良いですし
且つ、とっても軽快で明るくリズミカルな音楽ばかりです。
クラシック音楽なので歌詞も無いので、頭に歌詞も浮かばずとっても走りやすいです(笑)
自分で走りやすそうな音楽を集めて構成するというのも難しいですけど
こういうCDがあると便利でいいですネ☆彡
クラシック音楽が嫌いだという方には勧めませんが、クラシックが嫌いじゃないという方には是非ともお勧めです☆彡
このアルバムの企画としては、昔「名曲喫茶」で流されていた小品のクラシック音楽を家庭でどうぞ、という趣旨のようである。企画はどうあれ、よくあるオムニバスアルバムで、曲テーマもバラバラ、演奏家も玉石混淆である。曲によれば何もこのアルバムでなくとも、別の優れた演奏家から聴けば良さそうなものであるが、ここでの良いところは、何と言っても他のアルバムでは見つけにくい珍しい曲目を収録していることであろう。また、聴き覚えある曲ながら題名のわからない曲の題名を特定できたことも大きな収穫であった。
とりわけ私としては、「ハイケンスのセレナード」や「怒濤を超えて」「ドナウ河のさざ波」が興味深い。
特にハイケンスのセレナードは戦時中、「戦線へ送る夕べ」というラジオ番組のテーマ曲だった(らしい)のだが、印象的な名曲ながら原曲を聴く機会がなく、このアルバムを通じて初めて聴くことができた。また「怒濤を超えて」は‘NHKみんなのうた’の初期に合唱曲として採り上げられた曲で、私の幼少時によく聴いていたもの。
あと、このアルバムでは1曲ごとの曲解説がわかりやすく載せてあるのもうれしい限り。
時には、こうしたアルバムでクラシック小品を振り返るのも良いかもしれない。
定跡はある程度覚えた。
でもここから先はどんな戦いになるのか?
この本はその道筋の一つを必ず教えてくれる本です。
チェスマスターブックスのやさしい実戦集もあるが
これは確かにやさしくは説明されているけれども
あまり掘り下げて考えるには内容が薄いと思っていた。
本書は入門者には確かに難しいとは思います。
しかしながらこの本ではもう少し具体的に
定跡にはなっているが実戦では実は不利であるとか
これを知りたかった!!これだ!!という変化も
見つけることもありました。
それぞれ読まれる方なりの発見がたくさん見つかると思うし
非常に内容の充実するものになると思います。
私は初心者なので自分である程度掘り下げて
読む作業も必要ではありましたが
綺麗なチェックメイトになる部分も載っていて
こんなふうな持って行き方があるのかと
実戦でのアイデアが浮かんでくることが
とても楽しみになりました。
これだけの内容の充実したものであるならば
入門者は難しいとしても初心者でも持っていて良い本であると私は思います。
中級、上級の方にも、研究材料としても、もちろん素敵な内容になることでしょう。
おそらく日本には存在できなかった本が古典書ではありながら
ここに実現したのだと感動しています。
改めてこのような良書を安価で提供していただいた
水野優氏に感謝の意を表したいと思います。
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