いくら名のある名演奏のアーティストの演奏を集めて見たところで、6枚組に101曲も詰め込むために、少し長い曲は「抜粋」してしまっている。これでは名曲・名演奏であっても、もはやその名に値しない代物である。
少なくとも1楽章単位でおさめるのは、最低のマナーであると思う。そうで無くては名曲の名を汚すものである。 こうした代物をクラシックのビギナーにと言うのは、全く持って礼を失していると言わねばならない。
「東芝ともども、そこのところの配慮が足らない。センスを疑う。 メーカーの猛省を促したい。」
6枚組は直ぐ止めて、10枚組位の最低1楽章単位で収録したものに直して、是非発売するべきである。
日本には無いが、20大作曲家のベスト作品を30へ40枚組くらいにおさめて、10枚単位に分けてシリーズで発売する位の発想がなぜないのか分からない。そうで無くては文化国家とは言えないのでは無いのかとさえ思う。
最近、クラシック全般やピアノ曲含め、このような(100曲系)商品企画が多いですね。まずはお手軽に聴いてみようという方には、こういった商品はやはり大変お勧めかと思います。
聴いたことあるんだけど誰の曲だっけ?曲名なんだっけ?っていうような曲が、たくさん入っているかもしれません。
また、初めてここでいい曲に出会って、これをきっかけに、その人の作品を探求していくなんていうのもあるかもしれません。
まずは親しんでみよう、いろいろ聴いてみようという方々に、大変お勧めです。
愛をテーマにしているので、カップルでお食事の時 結婚式など、用途はあなた次第。ひとりでゆっくり・・・。 って時にもいいですよ。歌詞がない分、あなたの中にしっかり しみこんでくれるいい1枚ですよ。 一押しです!! 是非、聴いてみてください。
映画「ラヴェンダーの咲く庭で」は、どこかコケティッシュで明るく楽しい作品です。この映画の終幕近くに主人公が演奏するヴァイオリン協奏曲がジョシュア・ベルの裏演奏で、この「The Essential」に収録されています。この曲は、ヴァイオリンの高音の澄んだ音色が、もの悲しく、晩秋の夕暮れに聴くと、少し淋しい気持ちになりますが、なぜか心がとても癒されます。 この他、いままでのジョシュア・ベルの演奏曲から選びぬかれた全28曲が収録されていてどれも洗練された選曲で秀逸です。お薦めです。ついでに、映画「ラヴェンダーの咲く庭で」もお薦めです。
何度も繰り返し聴いています。 ヴィヴァルディが描きベルが演出した「四季」の情景がストラドの美音に乗って瑞々しく奏でられていきます。小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、雨、そして雷。”夏”の第三楽章を聴きながら、ヴィヴァルディの生きた時代の嵐ってどんなだったんだろうなどと想像力を掻き立てられます。 「悪魔のトリル」はハープシコードの控えめな伴奏に乗って表現力豊かなベルのソロバイオリンによる美しくも妖しげなメロディが紡がれてゆきます。中盤以降は息をも継がせない超絶技巧に舌を巻き、特にラストは圧巻です。
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