久米正雄の存在は、誰でも高校の文学史で名前は知っている。芥川、菊池の陰に見え隠れているが、それほど気にならに人だ。しかし、この本は、そのような人を取り上げているのだ。したがい、なかなかとらえにくいところが多いと推測する。まさに、自分の才能にある分野での仕事せずに、それ以外の不得意の分野での努力したように思える。大衆作家として最初から割り切ればよいが、一番の転機が破線からだということがわかる。破線以後の久米は文学の中での道草をして、誰かがきずいてくれることを願いながら純文学をしたいと願い、それがでないで、死亡。何か変な人生だ。
大きな文字で書かれており、読み仮名もふってあるので、十分楽しめます。夏目漱石さんの小説も収録されているのでよいです。
受験とは、受験生とはどうあるべきなのかという受験生の精神史、また、受験が意味するものはなんだったのか。
受験雑誌や受験生の手記を元に、受験という制度、そして、受験から生み出される人々の生き様を元に受験について総括する本といえると思います。
簡単に言えば、受験とは、立身出世の道具であり、官界へと昇り、その結果、富貴を得るということであり、受験によって、身につけられるはずの知識とはそれほど意味のないものということになります。
本書を読むと、受験という制度に勝ち残るためには、受験科目を勉強することは重要だとわかりますが、受験という制度がなければ、受験科目を勉強する意味はないということになります。
大学受験を諦めざるをえない状況になりどうしようもなくなり気分が上がらず風の噂でこの本の粗筋をしり購入。
失敗には二種類ある。 一つはテストや仕事上の小さなミスや少し大きなミス。もう一つは人生の節目でのミス。これは受験の失敗や仕事で止めなければいけない程の大きなミス。 前者はその後の努力次第でどうにかなるが後者はもうどうしようもない程。 この本はその後者の人の物語である。
内容は読んで知るべし。この苦痛がわかる人にはオススメできるが一般人にはあまりオススメできない。そういう意味ではこの本は人を選びます。ご注意を。
ここで収録されているものはすべてステレオ音源です。
ようするに歌い方が怖くなってからの音源ということになりますね。
しかしいいものはいい!
私個人の感想ですがイヨマンテの夜やシベリヤ・エレジーなど
聞いて感動しました。
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