ついに亜美ちゃん100点ルートに行き着きました! 流れたプリーズ フリーズは、少し悲しさを含んでいた歌詞がとても良かったです! オレンジやバニラソルトに並ぶとても良いエンディング曲でした。ソロver.は、PSPでしか聞けないようです。 プリーズフリーズ以外でも、コンプリイトもとても良かったし、プレパレード男汁verもとても面白い曲です。
発売までは、ゲーム内で聴いていようと思います。
個人的に、大変尊敬しているフルーティストさんのCDです。 フルートの良さとも言うべき、軽やかさと心に自然に入ってくる音が、大変すばらしいです。 フルートがお好きな方には是非お勧めのCDです。
小津安二郎の映画「東京物語」で原節子が話す日本語のあまりの美しさに息をのんだ憶えがある。今のようにのべつまくなしに外来語が取り込まれた日本語とは大きく異なり、豊かな大和言葉がちりばめられた故郷(くに)の言葉。地に足をつけて生きる人々の心根を表すには、上っ面だけをなぞっただけの言葉では用を満たさないということがよく分かる。そして映画を見終わった後に、あの日本語はどこへ行ってしまったのだろうと実に心淋しい気持ちになったものだ。 北村薫の文体はまさにこの「どこかへ行ってしまった日本語」を想い起こさせるものだと私は常々思っている。今回の作品は「どこかへ行ってしまった日本」を舞台に選ぶことで、その「どこかへ行ってしまった日本語」の魅力を最大限に発揮できている。あの時代の東京が醸し出す匂いや音、さらには空気の色までもが、その文体によって、時にくっきりとした輪郭を伴い、そしてまた時には淡く切ない形で読者に差し出されている。 謎解き物語のために用意された仕掛けそのものにはとりたてて目新しさはない。日常に潜む人々の密やかな営みを描く点では、「空飛ぶ馬」に始まる「私と円紫師匠」のシリーズのほうがまさっているといえる。オチが容易に想像できる場面が多いので、はっとさせられるような推理小説を期待する向きには残念ながら落胆を与えるかもしれない。しかし、北村薫のほのかでやさしい日本語にたゆたう時間を味わうには、もっともふさわしい書ではないか、というのがいつわらざる読後感だ。 ベッキーとよばれる主要な登場人物にはまだまだ多くの秘められた過去があるようで、そのすべてがこの書ではまだ明らかにはされていない。したがって今後もこのシリーズを読み続ける覚悟がない人にはお勧めできない短編集ともいえる。
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