現在の世界で頻発している、民族紛争。あまり日本人には馴染みが無いチェチェン紛争だが、この映画を見ることにより、なぜ民族紛争が起こるのか、理解することが出来る。最後の場面で、なぜアブドゥルがその決断をしたのか、考えてほしいと思う。また、そうした面を除き、純粋に映画としても、構成、音楽、演技など、すばらしい点が多い。中央アジアの、山岳地帯の風景も美しい。
カザフスタンの概要が、文化、地理、歴史、政治、経済の面でよくまとまっています。表現も誰でも判るような平易な表現に終始しており、専門用語で固めたりなど初心者が詰まる箇所もなく、私のようにカザフスタンに初めて興味を持った人には非常に読みやすい本でした。 逆に、カザフスタンをある程度知っている人には退屈な本かもしれません。
読んでいて、思わず、噴き出して笑ってしまいました。ライターとして貴重な体験をし、またそれをおこす文章のセンスがきらりと光る本です。
最近の旅本は正直飽き飽きしていたので、新鮮でした。嵐よういちとか平間康人とかのクソ本を買うぐらいなら、こちらを買うべきですね。
早く、第2弾や第3弾を出して欲しいです。クーロン黒沢なんかが好きな人にはお勧めです。
年齢も若いので、これらから期待できる作家です。
祖国カザフスタンのためにアメリカ文化を取材するという目的で
NYに渡ったにもかかわらず、ホテルのテレビの再放送で見たパメラに
一目惚れしたがために反対岸のLAに向かい、あらゆる大切なものを
失う、というのが本筋。というところなのでしょうか。。。
いや、多分、本筋なんて如何でもよくて、行く先々で起こす
ハプニングが本当にしょうもなくて笑えます。失笑も多々ですが。
特典映像を見ても思うのですが、映画の宣伝でインタビューする
男性アナウンサーにも、赤毛の体毛が欲しいと交渉してみたり、
本当にコーエンさんはどこまでおバカなコメディアンなんだろうか。。。
この映画は、どこまでがリアルなインタビューとかイベントなのか、
それとも演技・演出なのか、思わず気になってしまいます。
でも、そんなことは一切気にせず笑うのがこの映画を見る際の
流儀なのでしょう。笑った者勝ちというような。
ホント、どこまでもおバカです。
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