1FMとCOMはまだ最後までクリアできていないので、一通り見終わった新作の358/2 Daysについてレビューさせてもらいます。 ちなみに私はKH作品は全てプレイしています。
まず不満点から挙げるとすると ・一部の機関員の描写がない。 機関員の半数は物語序盤で登場しなくなるので、ほとんど描写がありませんでした。最初の方にロクサスと行動を共にするラクシーヌやマールーシャについてはナレーションなしの文字だけで説明が行われます。 しかし物語が進むにつれて様々な機関員の名前が台詞の中で登場するので新規ファンからすると「誰だっけ?」と思うかもしれません。 またロクサスのそれほど重要でない日々の成長過程もナレーションなしの文字で説明されます。 ただこの部分まで映像化してしまうと時間や中だるみが増え作品のテンポが悪くなってしまうような気がして「これでよかったかな」と思うところもあります。
・戦闘描写がほとんどない。 個人的にこれには少しガッカリでした。バトルシーンがほとんどなく、武器を装備した次の瞬間には決着がついているといったものがほとんどでした。 物語終盤のロクサスと□□□の戦闘もDS作品時の戦闘前後のムービーをつなぎ合わせただけで「何があったの?」と思ってしまうところがありました。 毎回の作品にあるシークレットムービーの戦闘シーンはとてもすごい迫力を感じさせてくれるのでここは頑張ってもらいたかったです。
不満点はこれぐらいでそれ以外は大満足の仕上がりでした。 ボリュームも2時間50分以上ですが見てるときは全く苦痛に感じず、あっという間でした。 また物語の重要部分やシリーズトップクラスの感動、登場人物たちの心情の変化などをしっかりと描いてくれてます。 基が一本のゲームをソフトをあくまで「手軽に把握する」ことができるものになっています。
評価は358/2 Daysのみの評価で、戦闘描写がなかったためマイナス1とさせてもらいましたが その分感動をメインとした新規ファンにも私のような大ファンにも納得のいくものに仕上がっていると思います。 長文失礼しました。
この作品を制作している過程で、山口君がかなり鼻息荒く語っていたので
僕はホントにこの新作を聴くのを楽しみにしていました。
重い閉塞感溢れるこの時代にどんなおもしろい世界観、サウンドを山口君は奏でてくれるのだろうと。
結論から言うと、今までのサカナクションと良くも悪くも何も変化はなく、
期待が大きすぎたのか、肩透かしを食らってしまった印象です。
バブルの残り香があった90年代、レディオヘッドは都市社会の虚無感、時代を覆う重い空気感を
感情を断ち切った冷たくひんやりとした電子音に絶妙のポップさをブレンドした手法で表現し大衆に受け入れられた。
まだ比較的体温が高かったあの時代だからこそ、あのサウンドが新鮮に感じられたのだと思う。
しかし、90年代以降果てしなく重い空気が支配し続ける2011年。
もはや手垢がついたこういった陰鬱としたサウンドで提示し続ける必要性はあるのだろうか?
今、時代が必要としているのはむしろ逆に『希望の唄』『愛の唄』の世界観ではないか?
少なくとも、メインストリームに切り込んでいく決意を示している山口君には
この命題で新作を作って欲しかった。
コアな音楽好きを唸らせる作品や自己完結の作品を作り続けるのであれば今のままでいいと思う。
事実、今回の作品も山口君がこれまで聴いてきた、影響を受けてきたであろういろんなミュージシャンのオマージュを
感じさせる部分が楽曲の中に数多く見受けられるし、音楽好きをニヤリとさせ、そのツボを心地よく突いてくれる巧みに計算された作品だ。
でも、今までと違った客層に向かってメインストリームでガチンコ勝負を挑む心意気があるのであれば、
もっともっと煮詰めて『突き抜けた空気』を醸し出さないと
普段あまり音楽に耳を傾けない層を含めた〈大衆〉にはこの世界観は到底受け入れられないだろうし、
そのためには今までの音楽へのアプローチの仕方とは真逆のものが今彼には必要だと思う。
山口君が本当にヒットチャートを強く意識してるのであれば、
彼が取り組むべき世界観は自分の中に中に入っていく内省的な受け身の世界観ではなく、
むしろ外に外に能動的に他者にコンタクト、アクションを促していくポジティブな世界観でないと言ってることとやってることの整合性がないからだ。
北海道から上京し、冷たく表面的な都会の中で悪戦苦闘する毎日を告白するというアプローチが悪いとは言わない。
でも、部屋の片隅でうつむき加減にボソボソとつぶやくような感情表現では従来の密室的な世界観・サウンドから変化は望めないだろうし、
今の重く暗い時代にこの手法では一部のコアな音楽ファン以外の共感は得られないと思う。
かれこれ早くも五作目となる彼らの新作はキャッチーに大衆を取り込みに行ってるわけでもなかったし、
これまで以上に実験性に富んだ新しい挑戦をしているわけでもありませんでした。
二兎を追いに行って結果的にどっちつかずになってしまった、一ファンとしての率直な偽らざる僕の感想です。
このままでは電子音を効果的に使っていて、コード進行が凝っている個性派ロックバンドという現在のレンジからは抜け出せないと思う。
僕としては、厳しい現実を受け入れつつ、部屋の扉を蹴破り外界に飛び出し、
『希望の唄』『愛の唄』を腹を括って力強く奏でる山口君を早く見てみたい。
従来の密室的な世界観ではなく、解放的な世界観・サウンドで構成されたアルバムを本当に待ち焦がれています。
その時こそが、彼が思いを馳せる陰と陽、メジャーとアングラな世界観が交わる瞬間なのかもしれません。
そして、普段あまり音楽を聴かない層や、アイドルや韓流、アニソンしか聴かない層に強烈なパンチをお見舞いして
ヒットチャートを席巻することができれば・・・・一音楽ファンとしても想像しただけでも痛快です。
次回作、解放的な音楽を奏でるサカナクションを心より期待しております。
値段がちょっと高いかなー って感じはしますが面白いですしゲーム自体は良いと思いますよ
バグやフリーズなんかは今の所無いです。
買って本当によかったです♪個人的には、ランプのPVが一番好きです!「ホモ原、ホモ川」と呼ばれていただけあって藤君と増川君のラブラブぶりがとってもかわいかったです(笑)あと、ランプの隠しの「さよならナイ」が直井祭の場面で聞けるので、ランプをもっていなくて隠しが聞きたいって人にもおすすめです!
内容は文句なしです。今回はメンバー監修ではなく公認のおまかせになっているそうですが、譜面は相変わらずわかりやすくていいです。最初のカラーページに写真と使用楽器と機材がいつも載っていて、そこにメンバー自身の機材解説が入るのですが、メンバーが多忙のためか今回はその解説もありません。そこがちょっと残念でした。(使用機材の写真はちゃんと載ってます)
全然どうでもいいことですが、藤君がメインで使っているスペシャルのなかで前回はSONIC製を大変好んで使っていたようですが、今回は使っておらず、(ストラトもSONICはなし)アコギの本数が多く掲載されていました。今回のアルバムはアコギでやはり藤君の職人らしさが出ていてアコギへのこだわりもさすがだなと感じました。
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