オタ系のサイトでとりあげられてたので購入。読んだ。噴いた。脱力した。 自分もそうだが「機動戦士ガンダムさん」を買った人のうち、 この作者の「漫画毒」に魅力を感じた人なら、この全力のバカっぷりをうけとめられるはず。 今年上半期の奇書ベスト5に入る。 この巻が売れれば、第2部がスタートするらしい。 どのくらい売れればいいのかは知らんが、続きが見たいような、見たくないような…。
魔法の国のお姫様:田中ぷにえが修行の為に地上の学校にやってきて、騒動を起こす物語。 ぷにえは魔法少女にも関わらず、魔法よりも関節技を多用する。
角川から出ている同名の漫画を原作としており、原作の内容が忠実に再現されているアニメである。 惜しむらくは原作の途中までしかアニメ化されていないところか。
表現はかなり自由奔放で、スピード感のある暴力シーンが繰り返し描かれるほか、 未成年者である筈の姉御さんが喫煙するシーンもばっちり入っている。
スラップ=スティックスでゲラゲラ笑いたい方にオススメの作品である。
大和田秀樹『風評破壊天使ラブキュリ』は福島第一原発事故後に生じた放射脳カルトのデマを風刺し、批判する漫画である。放射脳は放射能汚染のデマを流し、被災地を差別する。放射脳カルトを悪役とし、少女・花音と七海が風評破壊天使ラブキュリに変身して退治するという筋書きである。
デマの虚偽を分かりやすく説明し、デマを振りまく連中に鉄拳制裁を加える痛快な作品である。侵略者の悪人達は山本太郎らをモデルにしている。彼らの卑劣さ、情けなさも笑える。
放射脳は悪徳商法であり、貧困ビジネスである。デマを流して不安を煽り、正確な測定ができない安物のガイガーカウンターやベクレルフリーと称する怪しげな食材を売り付ける。放射脳に洗脳されて自主避難をしようものならば転落人生がまっている。住居は劣悪なゼロゼロ物件で、最低賃金以下の低賃金労働で搾取される。海外への疎開支援者が人身売買組織とつながっているとの指摘もある。その中で『風評破壊天使ラブキュリ』のような書籍は有用である。
強烈な個性とキャラクター性で楽しませてくれた本作品も最終巻。
もう少し読みたいという感情は隠せないものの、最後まで失速する事無く力強く楽しませてくれた名作。
また時が熟したら、新しいキャラクターで、新シリーズをかいてほしい漫画です。
普通の魔法少女ものではありません。
大人で冗談の通じる人だけ見てください。
決して、子供に見せてはいけません。
ただ、最高に面白いです。
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