練習曲とはいえここまで弾きこなせばすばらしい作品になりますね。さすがプロのピアニスト! 数多くのピアノ入門者達を苦しめるこの曲集ですが、楽譜と耳の両方から練習すればその苦しみも若干和らぐのではないでしょうか。この演奏がすごすぎて逆にやる気がなくす人もいそうですけど。
誰もがよく知るキラキラ星、子供のための音楽じゃなかったのね。 鍵盤、楽譜、なめらかに鍵盤のうえを舞うように動く指、ピアノの お稽古をしていた頃がよみがえってきました。それ以外の曲も 心がやわらかくなるような素敵な曲です。
音源が古いのか、もう少し音質がよかったら、と感じたので 星4つです。
最近、ピアノのレッスンを始めようかと思い、ふと、以前妹がレッスンに通っている頃幾度となく聞かされたフレーズを思い出し、購入しました。 レッスン中の方には良い手本となるでしょうし、身近でレッスン中の方が居て聞かされている人は、本当はどんなにきれいな曲かを知って頂けるでしょう。また、一般の方にも飽きないBGM(各曲が非常に短いため)として何となく聞いているのもまた、それはそれで。
これは面白いです。すごい作品です。オーケストラの団員へのインタビュー、演奏風景、演奏以外のさまざまな日常の風景、などなどを巧みに織り合わせながら、しかも演奏される音楽と微妙なところまで合致させながら、音楽することの喜びと難しさ、そして人間が生きることの喜びとすばらしさを表現しています。メッセージや表現が押しつけがましくなく、しかし確固としているところが、監督の手腕なんでしょうね。団員がみんな、いい顔していますし、こういう味のある表情や談話を引き出すのも、やはり監督のすばらしさでしょうか。
クラシックのピアノ演奏とは、、、という質問には
この演奏を聞かせるといいんじゃないかな?
私の通っていた高校の校訓が、
「当たり前のことが、当たり前にできる人間になれ」
だったけど、、、まさにここでのエッシェンバッハ
の演奏がいえると思う。
たとえば、グールドや、ハイドシェックなどのように
個性的な演奏なら、聞き手の耳目をひきつける
インパクトは抜群だけど、そういった演奏って
1回聴いたら、もう1回聴きなおす気にならない。
(1回で満腹してしまう。あとあとじっくり聞き返して
味わいたいと思わない。)
でも、こういったごく普通の演奏で聞き手に感動を
あたえるのって、実は至難の業だと思う。
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