ライブ音源がとにかくせつなすぎます。 シングル集、PV集がおまけだと感じてしまう人、きっといたはず。 どうせなら完全ライブ盤を発売してもらいたかった…残念。
なんでいまさら、このアルバムについてレビューを書くのかというと、 すでにでているセカンドアルバムよりも、こちらの方が好きだからです。 このアルバムは敬吾の原点で、もう19ではないという証だとおもいます。 そしてなにより、敬吾の音楽が表面化して現われている。 敬吾入門は、このアルバムから。是非聞いてみてください!
これは82年に発売されたものの再発盤。今までオークションなどで高値がついていましたが、リマスターで蘇りました。斎藤さんは元祖オタク?とでもいえるのでしょうか?70年代に渡米し西海岸でランディ・クロフォード・クルセイダーズなどとのセッションを経験し帰国し、宅録でこのCDを完成させました。3曲のインストとボーカルは全部英語です。1は、プロローグでまさに語りかけるようなピアノインスト。2は、少しエフェクトした佐藤さんのボーカルと女性ボーカルのWENDY MATTHEWSさんがゆったりとした曲調の中で調和した海をのんびりながめて聴きたい名曲。3はよりしっとり曲でちょっとYMOの高橋幸宏さんのようなエフェクトをしたエレガンスな曲です。4WENDY MATTHEWSのボーカルがメインでミディアムメロウなバックと絡み合って、夜のドライブに最適な曲。5では、シンセサイザーとピアノのインスト。6は、佐藤さんのアルバムにはお決まりのBEATLESナンバーのカバー。初期の代表曲をゆったりとした南国調のリズムで展開しています。鳥山雄司さんがフェンダーで参加。7ではまたまたスローでバラード調を佐藤さんとWENDY MATTHEWSのボーカルのDUETが包み込むゆったりとした時間が包み込んでくれる夜に海をみながらグラスを傾けて聴くのにぴったりの曲。8またまたWENDY MATTHEWSのしっとりしたボーカルにエフェクトかけまくりの佐藤さんのボーカルが絡み合うちょっとチャイニーズテイストが混ざった曲調にとけ込み、明るく哀愁を漂わせます。9のタイトル曲ではまたまたインスト。10では、夏を彷彿させる明るいナンバー。なんたって山下達郎氏がFENDER TELECATERで参加し、達郎サウンドを披露しています。11でもまたまた達郎氏が参加。WENDY MATTHEWSのボーカルと絡み合うリズムギターがまさに達郎サウンドを象徴しています。
東芝時代の最後の一枚。ミッチーがデビューしてここまで活動をしてきた軌跡ともいえる、一枚。 最高のスタッフに恵まれ、エンターテイメントの帝王とも言える素晴らしいMC。これがライブだ!とも言える、そんな素晴らしさ。 『流星』のアルバムを聞くのと同時に、彼の最高傑作を振り返るのも楽しい。
まるで、中学生や高校生の様な歌詞を、爽やかなメロにのせた一枚。
一度聴けば口ずさめて、まるで以前から知っていた曲のように、耳障りの良い楽曲です。決して、よくある音楽というわけではありません。
聴いてて心地の良いギターサウンドがたまりません。歌詞もユーモアがあって面白いし、これは一聴の価値ありです。
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