著者の人生の断片を彩った個性人たちが、美術館に並べられた名画たち
さながらに著わされています。
個性人とは、誰に気兼ねすることなく自身の人生を情念・感性に任せて
往来する人々のこと。
そんな清々しい人々が少なくなった今だからこそ、
ノスタルジーに浸るのですね。
桑田佳祐のCD多しと言えども、このアルバムは One of the bests だと思います。海外にいて桑田サウンドからも遠ざかっており、いきなりこのCDを聴いた時のショックは忘れられません。
全く惜しい人を亡くしたものです。人類の財産でしょう。いい人は早く亡くなると誰かが言っていましたが。それにしても心遣いは抜群です。武道館ライブは、私はビートルズいらいの２まいですけれども、日本来日公演で、合唱団のかわいい日本の少女合唱団があがっているなと思い、そのフォローの心遣いは、見事です。それとは別に広い武道館が狭く感じられました。力のほどを目の当たりにしました。今蘇るカレン・カーペンダーの再来でしょう。このＤＶＤがあればその素晴らしい歌声が聴けますから安心です。そして、文字通り、「イエスタデーワンスモア」は、もう、最高。日本のポップスの原点でしょう。カーペンターズファンなら是非是非持っていたい一枚です。
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