とジャックソンブラウンの「誰かが彼女を見つめてる」の名曲で有名な青春映画。今観ても充分におもしろい。この時のショーンペンのアホ役ははまっていると思っていたが、後の演技のうまさを見ると、この人の役柄にはまる深さは相当で、その事が関係者らからのコメントで聞ける。将来成功した若い役者がここにはたくさん出ている。ショーンペンのほか、ERのアンソニーエドワード、エリックストルツ、ジャッジラインホルド(ビバリーヒルズコップ)、ニコラスケイジ、Fウィテカー、ジェニファージェイソンリー等。楽しい作品で、上映当時年上男に憧れる女の子の感覚がわからなかったが、今はわかる気がする。10代はやっぱり男より女の方が現実的で大人である。映画を観ながら監督らが回想するボーナスに字幕がないのが残念で仕方がない。このマイナスで星4とした。
サントラのイメージが人それぞれにあると思うので、賛否分かれるところもあると思います。 家族の間でも元の曲のイメージの方が好き…とかパワーアップでこっちも大好き…など意見は色々ですが 買ってよかった1枚!というところは皆一致しています。楽しい1枚です♪
エイミー・タンの久々の長編小説。主人公は中国系アメリカ人のルース。アメリカ生まれのルースと中国移民の母親では価値観が合わず、ルースは母親のことを快く思っていない。ところが、最近どうも母親の様子がおかしいことに気付き、医者に見せるとアルツハイマーだと告げられる。動揺するルース。そんな中、母親の家から中国語で書かれたある書物を見つける。それは母親が記憶が混乱する前に自分で自分の過去を書き記したものだった――。 設定が今までの小説とまるで同じ。中国系アメリカ人女性の主人公とその母親との関係が物語の軸となり、初めは上手く行っていなかった関係が、その母親のアメリカ移住までの並々ならぬ苦労を知った後で母親に対する見方が変わり...。といった感じ。今回はこれに「アルツハイマー」の要素が加わった。「タイム」のブックレビューによると、エイミー・タン自身の母親も「アルツハイマー」となり、(エイミー・タンが)大変な苦労をした後、亡くなったそうだ。 今までの作品と比べるとインパクトが弱かった。エイミー・タンの売りは主人公の母親のアメリカ移住までの壮絶な人生経験の語りの部分だが、今回はそれが弱かった。 でも、随所に上手いな、と感じさせる部分もあった。それが、肝心の過去の「語り」の部分ではなく、初めの部分に集中していたことがこの作品を「もうひとつ」と思ってしまうもう一つの原因だろう。
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