20年待ちました。放映終了から待ちました。
はじめてこのドラマのエンディングを見た瞬間に「何じゃこりゃ?」と、エンドクレジットのNG集に見入ってしまいました。Princess Princessの主題歌「Get Crazy!」がはまりすぎで、フジテレビは何を考えているんだとと思いつつも、内心はよくやったと。他のドラマのエンディングで、ここまでの悪ノリはなかったですね。よくよく見れば、このドラマの全てがパロディです。
赤い靴が元で知り合う「シンデレラ」のような?男女のお話。物語のラストシーン(クリスマスイブ24時を過ぎたころ)、三上博史さんが麻生祐未さんの足に靴を履かせ、その後に三上博史さんがプレゼントを持っていない麻生祐未さんの左手にリボンを巻き「これがなかなか手に入らなくて」なんて…。今年の冬はこれで決まりです。
それと、布施博さんの真冬の海へのダイビング、「いい女のためには体を張る主義なんだ!」と笑って言える男はそうそういない、どれもなかなかできないです。
麻生祐未さんは当時24歳、若い、綺麗、言うことなし。当然、今でも。物語のラストの前、イブの日にクリスマスケーキの販売をしているときにでた台詞、「マッチはいりませんか?」、「クリスマスケーキはいりませんか?」。麻生祐未さんみたいなマッチ売りの少女がいたら、マッチを全部買っちゃいますよね!
想像していたよりも、甘い恋愛映画ではありませんでした。虚言妄想の世界でした。
ザックが失跡してる時の経験を基づいて脚本を書いていくのですが、それが本当の話か分からない・・・。ザックが脚本を書いている裏では、友人がトラブルに巻き込まれていたのですが友情の話の方が良かったように思えます。
最初の方は話に入り込めませんでしたが、途中からだんだんおもしろくなってきました。暇な時になんとなく見るのをお勧めします。
ある事故をきっかけに、嘘を見抜く能力を主人公に身につけさせたのはいいんですが、そのわりに少しこじんまりした印象でした。
全体的に暗い雰囲気で、華やかさに欠けるものの、話が進むテンポは良く、1巻は虚言癖のあるクラスメイトとの関わりがメインで描かれ、上手くまとまっています。
ラストでは、どうなるの!?と続きが気になる所で終わっていて、2巻は絶対買わなければ…と思いました。
相変わらず丁寧な1枚。曲間がまず好き。ボリュームを最大にしても壊れない音も素晴らしい。演奏陣はドラムだけでもシャープな佐野さんから如何わしい可愛さのASA-CHANGまでと豪華!
トラック1〜5はバラエティ豊かに。2はセンスの良いキャッチーさが売りのキラーチューン。カラフルなんだけど既に3曲がバラードという構成です。5の包容力で第1部終了。
6の賑やかさに誘い込まれれば...次から3曲の流れがツボ。ページをめくる度に急展開が待ち受ける。7は幼く、9は大人っぽいので好み分かれそうですが、共に甘い曲です。
そして10へ。この曲は1つの到達点。最高に美しいメロディと歌詞に、今時流行らない(失礼)バンドサウンド。確信に満ちて野暮ったいものを煌びやかな演奏で仕上げている。その強さがこの曲にカタルシスを与えていると思います。10を受けてクライマックス11は走る走る!!
ラスト2曲はでっかいです。カバ−12はアレンジャー山本隆二さんの大仕事。GJ☆もっさん。大団円を迎える13は決意と約束の曲。
ブックレットでは13の次のページをめくると安藤裕子さんの祖父、曾祖父が待ち受けています。じいちゃん達が愛おしいよ。
DVDには3つのPV(海原の月はシングルとは別バージョン)。アコースティックツアーの模様で彼女の音楽が信用に足るものだと沢山の人に知ってほしい。
この1枚にあるのは確かな安藤裕子さんの音楽で、他の誰かのものになることも許されている音楽。時を重ねて繰り返し聞いてほしい。時の流れに耐えうるしなやかな名盤だから。
不思議な浮遊感と透き通るような美しい歌声は、聴いていると幼少期の思い出を揺り起こしてそっと寄り添ってくれる…そんな安らぎに満ちてる。透明感といってもガラス性とは違ってゆらぎの中に強い生命力もあって元気もくれます。
【自虐の詩】の素晴らしいエンディングを飾った海原の月も最高に良かったですが、ラストの“さよならと君、ハローと僕”は心から感動して胸に抱き締めたくなりました。切ないのに優しくて、無性に誰かを愛したくなる、そんな素敵な楽曲でした。
ヒーリングミュージックなんて安易にカテゴライズしたくはありませんが、聴く者を癒してくれる極上のラヴソングが詰まってます。
|