聴くだけで思い出がよみがえるほど懐かしい「夢のカリフォルニア 」「雨にぬれても」「ロック・アラウンド・ザ・クロック」、最近観た映画がありありと浮かんでくる「ロック・イズ・デッド」「オール・バイ・マイ・セルフ」、新旧の映画音楽がこれでもか!というぐらいに収められていて、とってもお得です。 ただ、どちらかというと、個人的には前作の「ムービー・ヒッツ」の方がたくさん好きな曲が収録されていたので、前作に軍配が上がってしまうんだけど・・・。でもこちらは最新の映画がたくさん特集されているので、最新の映画音楽に注目している方は要チェック!です。
映画は2000年3月17日リリース。1999年のヒュー・グラントとのラヴ・ストーリー、『ノッティングヒルの恋人』を観た後でこの作品を観るとジュリア・ロバーツってほんとはこのくらいパワフルなんだなぁ、と感心する。女性の二面性を見る思いがする。素晴らしい好演で彼女は本作でアカデミー主演女優賞とゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞した。
私生活では1991年キーファー・サザーランドと挙式予定三日前に婚約破棄し1993年、歌手のライル・ロベットと結婚するが、1995年離婚。ベンジャミン・ブラットと破局後2002年7月、カメラマンのダニエル・モダーと再婚、双子の男女を2004年11月出産という忙しさ。そういう中で『ノッティングヒルの恋人』の中のアナ・スコットの一言一言はジュリア・ロバーツ自身と被るように最初から脚色されていてなかなか興味深いセリフが多い(こことここを痛い思いをして整形したのよ、とか、お尻だけの差し替えの話とか・・・・これは『ブリティ・ウーマン』での自分のことだな)だったけど、そういう女優然としたことを全部捨て去ってまさに演技力で勝負した彼女はやっぱり私生活同様強い女だなぁ、と思った。
強い意志を持って自らの持つ全ての力で人生を切り開く『エリン・ブロコピッチ』。ジュリア・ロバーツがその演技力で『ブリティ・ウーマン』を抜け出した記念すべき作品と言えるだろう。
実話に基づいているとのことで観たいと思い購入しました。 エリンは良く描かれているし、多少オーバーな設定は映画なので大目に見るとして、脚本は良かったし、見ていて軽快ですかっとしました。今エネルギーが欲しい! と思っている女性に特におすすめの一本です。 ジュリアロバーツも、まっすぐで逞しく、パワフルかつちょっとはすっぱなこの役、ちょうど良くはまってます。 このくらい本音でぶつかって生きるのは、気持いいよといいたい。 女性は、こういう一面を是非持っていたいし、誰にでもこういった可能性と成長のチャンスがある社会であって欲しいですね。
アーロンエッカート演じるパートナーに「仕事を辞めろ」と迫られた時、ジュリアロバーツ演じるエリンが放った言葉は 「生まれて初めて人から頼られ尊敬されているの。だから辞められない」。 この素直で潔い生き方が多くの人を巻き込むパワーとして躍動していく。 もしここで、子供の未来の為だのお金の為だの家族の為だの言い出していたらこの映画はぶっ壊れていたでしょう。 自分の為だと言い切れる頭の良さと強さが、彼女の行動に説得力を持たせていて魅力的なヒロインになっています。
エリンの気迫に振り回される老弁護士役をアルバートフィニーが好演しています。 今まであまり気にしたことがなかった俳優さんですが強烈に上手です。 ジュリアロバーツも決して恵まれているとは言えない容姿でなぜ大スターになり得たのかをこれでもかと見せつけてくれます。 なかなかいいコンビでした。
昔の映画のコンピレーションアルバムが多い中で、ちょっと他にみたことがないセレクトで若い人にもとても楽しめる作品だと思います。感動系の映画が好きな人にはたまらない作品だと思います。
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