エスケイネット PCI接続 ハードウェアMPEGエンコード デュアルTVキャプチャーカード SK-MTV5HDF
2台のTVチューナを搭載した、ハードウェアエンコードTVキャプチャボード。
見たい番組が重なっても2番組同時視聴・同時録画が可能。
スリムパソコンにもぴったりのロープロファイル仕様です。
SKNETオリジナルのTV視聴・録画ソフトに加え、動画編集ソフト、
DVD-Video作成ソフト、DVD-VRフォーマット専用編集・書き込みソフトなど
添付ソフトも満載です。
レジストリを書き換えることで、アナログ信号から画面を歪ませる信号をカットすることもできます。
人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出 (文春新書)
人生の後半をどこからと捉えるか-それは人それぞれだろう。
まだ折り返し地点には達していないと、願望も含めて考えながら手に取った。
名誉と富ならばどちらを取るか?何故か高校時分、周りの友人によくこの質問をしていた。私の答えは「名誉」である。こんなことを年端もいかないうちから考えていた私には、とても興味深い内容だった。筆者は人生を占める三大要素をモノ・カネ・時間に置き換えて、持論を展開する。
冒頭に引用される、ローマの哲学者セネカの言葉から導かれる「あなたは生活を築こうとして失っている」の言葉にドキリとさせられる人は多いのではないだろうか。
“ポートフォリオ”とは元は折りたたみ式のカバンのことだったが、最近では金融資産の選択方法として使われることが多いらしい。
つまり、「人生後半戦のポートフォリオ」とは自分の持っている資産(人生の残り時間)をどのような割合(モノ・カネ・時間)にしたら、『最も利回りがよく、手元不如意にならず、かつ安全か』を考えること、となる。『・・・』の部分は人によって異なるし、意味の幅も大きく振れることだろう。人生において大切なものが人によって違うように。
ただ、この地球上で誰の上にも等しく与えられるもの、それは1日=24時間という意味での時間だけなのだ。そして、それにどんな意味づけをするのかは、本人以外の誰にもできないことなのである。
誠心誠意、嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉
「誠心誠意、嘘をつく」このタイトルにあるように物事を成すには
何事にも誠心誠意真剣に取り組まなければ事を成すことはできません。
本書では戦前から戦後の自由民主党を作り上げるまで国家のために
誠心誠意尽力を尽くした三木武吉という一人の政党政治家の人間模様
が描かれおります。
私自身は何の知識もなくこの表紙にある頑固そうな老翁の肖像に
惹かれ本書を手にしたのですが読んでみると期待通り波乱万丈の
人生に富み「野次将軍」と異名をとるほど舌鋒が頗る鋭く、
当時大蔵大臣であった高橋是清の演説で「達磨は9年」と野次を
飛ばしたエピソードなどは読んでいて痛快でした。
やはり機知に富み相手をなるほどど思わせるような野次を言える
ということは、それだけ論理的で弁舌が立つ政治家としての証です。
また、日本が太平洋戦争に入り翼賛政治が蔓延る中、酒を断じてまで
立憲政治を取り戻そうと翼賛政治に対し真っ向から立ち向かい、
非推薦候補として当選した勇士には心から国を思う本物の政治家たる
所以を強く感じ心を打たれました。
この他、本書では鳩山、河野など多くの政治家が登場しますが
これらは今現在の政党政治家と深い関わり合いがあり、現在の
政治的歴史背景を与える一助にもなりより一層政治に興味を
持たせることでしょう。
ぜひ政治に興味がある方はご一読をお薦めします。