◆あらすじ◆
ネットで噂の「自殺ヘルパー」。お金を払えば自殺を手伝ってくれるという。いじめに悩む辻 雷太郎は、依頼を決意するが…、ヘルパーたちの真の目的は、人々を自殺“から”救うことだった!
◆感想◆
絵も新人とは思えないくらい上手いし、ストーリーのメッセージ性も強かった。
ネットもいいけど皆さんも何かつらいときはこの漫画を読んで、生きることは何か、自殺することは何か、そして死ぬことは何か…? 学んでみてはいかがでしょうか?
こういった少女まんが、もっと増えたらいいなぁ。
私は原作をやってていいゲームだなと思ってましたが、まさかサントラが出るとは・・・
このサントラはDC版のサントラですが、PC版に引けを取らない
いい出来です。また、元田さんの歌声はなんだか
癒されるって言ったら少し大げさかもしれませんが
落ち着くところがあります。
原作好きな方、DCも好きな方、元田さんが好きな方、
是非買ってみてください！
３７時間目「図書室の魔女」
伊藤リリは、マコとミサオと共に「聖くん同盟」を組んでいる。その天野聖くんとリリが、なんと同じ委員会になった。その時からリリの周りで奇妙な事故が起き始める。聖くんに話しかけようとするたびに……。リリは図書室に存在するという「魔女の本」の噂を思い出す。まさかマコとミサオが邪魔を……？ 黄泉の言う通り、何とも皮肉な物語。黄泉が読んでいるのは「罪と罰」。寝てしまったところをみると、彼女にはちょっと難しかったかな？
３８時間目「奇跡のソプラノ」
人前が大嫌いな近藤ウタは、くじ引きで合唱コンクールのソロを務めることになってしまった。嫌々ながらみんなの前で歌うと、何とノドから美しい歌声が飛び出した！ 喜ぶウタだったが、ある日ノドに人面のできものがあることに気付く。歌っていたのはこのできものだったのだ……。どうしても決まらなかったのか知らんが、ソロはくじ引きで決めるべきじゃないだろう。
３９時間目「メアリーちゃん家」
両親が仕事で忙しいため、つまらないクリスマスを過ごすことになった雪緒。同じ境遇の緑と聖子とともに、雪緒はのえるの家のパーティーに行くことに決めた。そこで目にした古い人形、メアリー。のえるはなぜか、その人形に話しかけていて……。何というか、怖いより切ない物語。返り血を浴びたメアリーの手を取るほど、雪緒は寂しかったんだなあと思うと……。黄泉の衣装がとってもかわいい！
特別編課外授業「男の子と女の子」
女子ってめんどくさい。そう考える長谷川ユウキは、さっぱりした男子がうらやましい。男になりたいと強く願った瞬間、ユウキは本当に男になっていた！ 好きだった井上とも友達になれて喜ぶユウキだったが、やがて男子も色々と面倒なことがあると気付く……。ついにパラレルワールドの黄泉『黄泉男』が登場です。かっこいい！！！ んー、自分は生まれ変わっても女子を希望します。
特別編課外授業「黄泉の誕生」
自分がこの単行本で選ぶベストワン。いじめられていたクラスメイトをかばったせいで代わりにターゲットになってしまった少女・詩織と、その詩織からヘタレと馬鹿にされる少年・瑞希悠（今回はこの悠が、初めての男子の主人公です！）。旧家庭科室に行った悠は、そこで下半身のない少女の幽霊を目撃してしまう。悠は思い出す。旧家庭科室に出るという女生徒の幽霊と、目が合ったら呪い殺されるという噂を。またヘタレと言われるのが嫌で何とか自己解決しようとする悠は、幽霊の名が「優美」であること、いじめられていたこと、幼なじみをかばって死んだことを知る。それから、彼は優美を成仏させるため、家庭科室に頻繁に通い始めた。少しずつ近づく２人の距離。しかし悠が「俺達は似た者どうしだ」と言った瞬間、優美は態度を急変させる。一方、詩織にもいじめっ子達の魔の手が迫っていた……。
番外編「黄泉の出会い」
幼い優美が山で見つけたのは不思議な祠。中に、何かいる……？
今回の「黄泉の誕生」は、「黄泉の真実」で優美がガス爆発で死んだ後、どのように『黄泉』になったかを描く物語だった。もう感動！ 感動！！ 感動！！！ 素晴らしい。特に優美の表情がすごい。ハッと振り返った時。「放っておいて」と悲しげに言った時。静かに笑った時。悠を睨みつけた時……。優美は本当に、優しくて、そして強い心を持っているのだと思った。祠の神『黄泉様』をその身に宿し、完全に人でなきモノになった黄泉。この物語こそが、恐怖の授業・絶叫学級の『０時間目』なのだ。
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