ストーリーがよくねられた作品だと思う。
結末も読めなかった。
現実と回想が交互にうつされるので注意しながら見たほうが良い。もしくは2回目観るのも良い。
サンペドロの港で船が爆発する。そのときの生き残りであるヴァーバル・キントと刑事であるクイヤンが会話する現在と、船が爆発するまでの回想シーンで構成される。その中で誰もが恐れるギャング カイザー・ソゼの正体を追う。
ストーリーや伏線回収など面白いんだけど、なんか足りない。いや、面白いよ。
個人的になにか足らないん。分った気でいてガツンと殴られた気分でスカッとしたけど・・・。
問題は理解せずにストーリーを追ってしまったこと。
正確に理解しながらストーリーを追っていたらもっと面白かったはず。
でも推理ものに慣れている人はわかっちゃうかもね。
お話自体は実はそんなにたいしたことがない映画です。豪華な男優陣のサポートもあって、キム・ベイシンガーがひたすら美しく切ない女性を熱演。薄汚れた世界での彼女は見た目からくるインパクトも最高。
最後のシーンでブラピが選択を迫られます。 みている私はどういう心境なのか、誰に感情移入しているか、私ならどの選択をするか。選択は正しいか、正しいとはなにか。 奇妙な余韻が残りました。いい作品だと思います。
例えば、小さな親切をあなたが他人にしたとしよう、たいていの人間はそれに見返りを求めてしまう。しかし、この主人公の少年はこの良いことを他の人に回せというのだ。そうすることによって、世界中に親切が広がって、世界中に平和と幸せを届けることができるのだ。 一体過去に誰がこんなことを思いついただろうか、人間が生まれて、何十億年が経つが、誰もが自分の利益のために人に親切にしてきた。しかし、今このビデオによりきっと世界は変わろうとしている。 このビデオを見て、少年の無邪気な案が世界を変えていく瞬間を見て欲しい。
一般の映画ファンにはかなりウケていた映画のようです。僕はちょっと大味な感じがしたのですが。面白ければいいのだし、キャリアがまだ始まったばかりの監督さんなので別段気にする必要はないのですが作家性というか、個性というかとても希薄に感じました。凄く予算のかかった二時間ドラマを観ているみたい。
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