この本は、九州は宮崎で活躍している猪猟師 林 豊さんを取材してまとめている。
林氏の罠での猟の、罠の作成・設置方法から始まって、毛ゾリから解体方法まで
惜しげもなく、述べられている。
猪を罠で捕まえる、もしくはこれからチャレンジしようとしている人々には
かけがえの無い情報である。
是非読んでもらいたい。
ODA業界というと、汚職の巣窟という悪いイメージか、世界を舞台にきらきらと働くという良いイメージの両極端で、実はその実態を知るひとは少数派なのではないでしょうか。
この本は現役の開発コンサルタントが執筆しただけに、悪い面、良い面とも、その実態がとても生々しく書かれています。役人からJICA職員、コンサルタント、ゼネコン、そしてマスコミまで、ODAに関与する人たちの行動や思考がきめ細かく描かれていて、読み進めるうちに、その”業界”を仮想体験しているような気持ちになります。作者の真骨頂と言えるような充実した内容です。
第1回城山三郎経済小説大賞受賞作は、やや登場人物の熱さ等々が鼻に付いてしまう印象でしたが、こちらの本は地に足が付いた感じで、とても引き込まれました。作者がほんとに書きたかった、というような印象が伝わってきて、経済小説好きな人なら、ODAに興味がなくてもとてもおもしろく読めるのではないでしょうか。もちろん、ODAの現状、実態がどうなのか、とても勉強になります。
さまざまな日本の経済指標を「生産・企業活動」「研究開発」「雇用」「消費」「資源・エネルギー」「政府」など、30のジャンルに分けて世界の国々とのランキング比較を交えながら詳しく紹介されている一冊。 この本を読むと、日本が世界的に見てどのランクに位置しているのかがひと目でわかるだけではなく、データにもとづいて考える重要性を改めて痛感させられる。 また、日本経済は今後どうなっていて、どのような分野に投資やビジネスチャンスの鉱脈があるのかを100の指標を駆使して日本経済の現状が理解できる。
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