昨日商品が到着して本日全編視聴しました。画質はフィルム傷一つ無い超高画質なのですが、附属のブックレットが日本語翻訳されていない事が残念です。パッケージの案内に書いてあったのですが、指定のサイトにアクセスしパスワードを入力する事で日本語翻訳をプリントアウトして入手するという方式です。高価なパッケージなので初めから日本語翻訳されたブックレットにしてほしかった。おしい、これによって星1つ減です。
1990年7月7日土曜日、ローマ、テルメ・ディ・カラカラにて録音。この三人、二人までは揃ったことがたびたびあったが、三人はここまでなかなか集まらなかった。この時はサッカー・ワールドカップの前夜祭にあたっていて、それがこの奇蹟の競演を産んだようだ。
この時の席は全部で6,000席用意されたがたった10分で完売。未だ『東側』が存在したこの時にもかかわらず、『東側』を含めた54カ国で放送され、8億人の人がこの競演を愉しんだと言われている。
演奏はお互いがお互いを尊敬し合うかのように進む。メータの指揮も冴えていて、最後へいけば行くほど熱を帯びる。特にフィナーレ・メドレーがスタートするバーンスタインの『ウェストサイド物語』の『マリア』から後は文句のつけようがない完成度だ。聴かねば話にならないアルバムでしょう。
初めての利用で少し不安な点もありましたが、届いた商品は書き込みや傷一つなく、新品同様とてもきれいで安心しました。
以前、『コレクターズ・エディション』の発売を知った時、何よりの価値は「日本語吹替音声の初収録」(しかも、それが「TV放映時の日本語吹替音声」!)にある――と思い、随分と苦労して何とか手に入れたのですが、それからさほど(1年9ヶ月ほどでしょうか)も経たないうちに、この『スペシャル・エディション』の発売……。微妙に複雑な気分はさて置き、内容確認の為にともかくも購入し、両者を比較してみました。本編ディスク・特典ディスク共に、内容も仕様も同じ。結局、『コレクターズ・エディション』との違いは、「愛蔵版ブックレット」の有無と価格と装丁だけです。どちらを購入するかについては、それこそ文字通り個々の価値観に於いて判断することになると思いますが、いずれにしても、日本語吹替音声が収録されていることが、これまでにない特筆すべき価値であることに変わりはありません。 ミュージカル映画の日本語吹替は、台詞の途中で原語の歌が入る分、通常の吹替とはまた異なる独特の難しさがある……と聞いたことがありますが、それぞれに実力の揃った声優陣の見事な声演により、台詞も歌も実に違和感なく繋がっていて、とても完成度の高い仕上がりになっています。更にもう一つ言わせて戴くならば、今回の日本語吹替音声では「好きな俳優さんの声を、好きな声優さんが担当しておられる」という非常に確率の低い配役が実現していることも、私にとっては何よりの魅力です。 それにしても、ミュージカル映画史上でも余りに有名なこの作品、物語そのものは昔から余り好きな方ではないのですが、迫力あるダンス・シーンの数々や、出演者の顔ぶれ、耳に馴染んだ歌も音楽もそれぞれに素敵で、流石はアカデミー賞10部門独占の名作……と、何度見てもその度に感じずにはいられません。是非、DVDで確保しておきたい一作です。
吹奏楽ものの粋を超えたなどと、よく佐渡さんびいきのコメントがいろんな雑誌などで書かれていますが、本当にそうでしょうか。演奏も熱気が伝わってくるし、時間をかけてリハーサルをしているのもよくわかりますし本当に上手だと思います。しかし佐渡さんが指揮をして、今までの吹奏楽のCDを超えたという、うたい文句は当てはまらないと思います。きっと過剰な期待をしてしまったのも悪いと思いますが、世界的な指揮者だからしょうがないとも思います。指揮者も録音したエンジニアもきっと、ブラバンはこんなものだろうという感覚があるのだと思います。演奏はよくある、まとまった上手な演奏です。いろいろ書きましたが、持っていても損はしないと思いますよ。
|