本当にこんなサークルがあり、こんな人たちが身近に居たら面白いだろうな・・・と、こんな気分にさせてくれる「げんしけん」!! 他のアニメとは違った形で秋葉系な人たちを描いた作品で非常に面白く、好感がもてるアニメです
作品内の時期はコミフェス明けで通常モードに戻った現視研ですが、と言うか、だからと言うべきか、この巻に収録されている話では波戸君達新入生(後期に入ってそう呼ぶのも何ですけど)の設定の掘り下げと言うか補強にウェイトが置かれている感じですね。 中でもそれが顕著なのが吉武で、彼女の妹が現視研を見学にやって来る話が来年度からの新レギュラーの為の伏線であろう事はほとんどの人が分かるでしょうけど、その妹をはたいたり、呼びかけるだけで思い通りに動かす場面を出す事で他人の秘密や過去に積極的に踏み込むキャラクター設定にしていく流れを作っているわけです(多くの創作において姉キャラというのは横暴で押しが強いもののようですから)。そうやって吉武の腐女子ぶりを先鋭化させていくことで、対照的に、言うなればソフト腐女子な矢島は他のキャラの抑え・ツッコミ役兼狂言回しとしての役回りがより一層固まっていくわけです。 また、既に男の娘キャラクターが確立している波戸君についても、女装時とそうでない時とで絵柄が変わるという設定が登場して、更にそこから波戸ちゃんのルーツと言うか過去を匂わせるコマなども出てきたりします。
そうやってキャラクターに一層幅が出てきた面々が今後どのようなキャンパス・オタクライフを送っていくか、実に楽しみではありませんか。
良い点 ・最近のアニメやゲームに多い「キャラの記号化」の要素が少なく、キャラクターが自然な形で魅力的でした。自分は全ヒロインを好きになり、ハズレルートはなかったです。特に小川心がお気に入り。 ・文章が事実の列挙ではなく、読ませる文章になっていました。ボイスがないので文章に集中することになるのですが、文章そのものが読みやすくまた面白く感じクリックを苦に感じませんでした。そこかしこにあった「言葉遊び」も面白かったです。 ・実在の大学を舞台にしており、背景も写真を加工したものなので現実感がありました。上記で書いた通りキャラも自然なので、ちょうどいい感じに現実とフィクションが交じり合っています。ちなみにクリアしたあとgoogleのストリートビューで筑波大学をふらふらするとゲーム中の場所が発見できて面白かったです。 ・明るくさわやかなストーリー
気になった点 ・オタクサークルが舞台になっていますが、オタクライフの描写は少なかったです。サークルは単純に「集合場所」としての意味合いが大きいように思いました。 ・1文章がメッセージ枠に収まりきらず、「文章の途中でクリック待ち→クリック→文章のラスト3文字くらいが表示」がたまにあり、ちょっと気になりました。
最後に 自分は同人ノベルゲームが好きでよくプレイしているので、「商業と比べて」という視点は持っていません。 なのでそういう視点でみる人には気になる点は他にもあるかもしれません。 ただ言えるのは、「同人ノベルゲームは商業商品の劣化物ではない」ということです。 といことで最高に楽しめた同人ノベルゲームとして、★5を付けさせていただきます。
文化祭編です。この雑多で賑やかな感じが懐かしいですね。
前半は波戸くんの高校時代の知り合いが来て一悶着あり、後半は斑目先輩をみんなでいじります(次巻に続く)。 久しぶりに旧現視研メンバーが揃いそこに波戸くんが加わってといった感じ。人間関係と感情もやもや。
第78話の題名が「あの日見たAVの題名を僕達はもう忘れた」とか笑いました。細かいところまでオタク向けですね。
おまけ漫画もたっぷりあるしカバー下イラストもあるという充実の内容です。迷ったならぜひ買いです!
良い点 ・最近のアニメやゲームに多い「キャラの記号化」の要素が少なく、キャラクターが自然な形で魅力的でした。自分は全ヒロインを好きになり、ハズレルートはなかったです。特に小川心がお気に入り。 ・文章が事実の列挙ではなく、読ませる文章になっていました。ボイスがないので文章に集中することになるのですが、文章そのものが読みやすくまた面白く感じクリックを苦に感じませんでした。そこかしこにあった「言葉遊び」も面白かったです。 ・実在の大学を舞台にしており、背景も写真を加工したものなので現実感がありました。上記で書いた通りキャラも自然なので、ちょうどいい感じに現実とフィクションが交じり合っています。ちなみにクリアしたあとgoogleのストリートビューで筑波大学をふらふらするとゲーム中の場所が発見できて面白かったです。 ・明るくさわやかなストーリー
気になった点 ・オタクサークルが舞台になっていますが、オタクライフの描写は少なかったです。サークルは単純に「集合場所」としての意味合いが大きいように思いました。 ・1文章がメッセージ枠に収まりきらず、「文章の途中でクリック待ち→クリック→文章のラスト3文字くらいが表示」がたまにあり、ちょっと気になりました。
最後に 自分は同人ノベルゲームが好きでよくプレイしているので、「商業と比べて」という視点は持っていません。 なのでそういう視点でみる人には気になる点は他にもあるかもしれません。 ただ言えるのは、「同人ノベルゲームは商業商品の劣化物ではない」ということです。 といことで最高に楽しめた同人ノベルゲームとして、★5を付けさせていただきます。
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