いがらしみきお氏の代表作『ぼのぼの』がテレビ東京で放送された分のストーリーが遂にDVD化される事となりました。ぼのぼの・シマリスくん・アライグマくんは中心的な動物たちですが、他にも、「ニコニコ」と言いながらウンチをするクズリくん、シマリスくんを甚振ったりアライグマくんと張り合ったりするショーねえちゃん、そして名脇役のスナドリネコさんなどもいました、いやぁ懐かしい。 映画版よりものんびりとした喋り方ではありますが、TVシリーズで知った私にとってはこれがぼのぼのなんです。また、彼らの世界からは都会のストレスを全く感じさせませんが、これこそが本来の姿なのかもしれません。 価格は割りと安く、これが嬉しいですね。『ぼのぼの』を初めて観る方、TVシリーズを見損なってしまった方も、TVシリーズの完成度は高いので観る価値はあると思います。
内容の評価が高いので、買ってみました。
1.クモモの木のこと 映画で出てきたクモモの木が最期を迎えようとしています。 ヒグマの大将は最後にクモモの木に何かをしたいと思い、奮闘します。 無くなるから何とかしたいという人。 無くなるからそっとしておきたいという人。 もしくはそれ以外のことを考える人。 受け止め方はそれぞれです。 そしてぼのぼのは、いつどこで何をしていてもクモモの木が見えたと思い出すのでした。
2.シマリス君の苦悩のこと 年老いた両親のサポートに駆け回るシマリス君。 その様子を見にやってきたぼのぼのに自分の思いを話します。 ぼのぼのと会話していると、悩みが減っていくように見えて逆に増えるときがあるから困る(笑) 両親のためにあれをやってもこれをやっても空回りするシマリス君。 そんな自分の子供に、シマリス君パパは残酷な言葉を静かに口にします。 どうしてそんなことが言えるのだろう。 そんな言葉を言わせないために自分は頑張っているのに。 真理なのかもしれないけど、それでもやっぱり辛い。そんなお話。
3.美味しい食べ物のこと 他の2話に比べて明るいお話。 正直、この話が一緒に収録されていてよかった(笑) この世界の食べ物というのは、言わばそのほとんどが「素材」です。 ぼのぼのはアライグマ君に連れられて、ある「料理」を食べに行きます。 そうか、ぼのぼのの世界では「そういう食べ物」はほとんど無いのだった! 改めてハッとしたお話です。
おすすめです。ぜひどうぞ!
レトロゲームだからなつかしいアニメだし、前にはまっていた アニメでからいいと思った。
VHSに録画して持ってはいるのですが、やはり画質のいいDVDで観たくて買ってしまいました。しかも1と2一緒に大人買い! 財布には響きましたが、良かった! 人生、決断する時はしなければと思いました。何度観ても飽きません。大人買いした自分を誉めてあげました。
「困らない生き方なんか"絶対"ないんだよ」 「そして困るのは"絶対"終わるんだよ」 byスナドリネコ
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ぼのぼのシリーズにて、各キャラクター達がぽろっと零した 名言(迷言も)などがぎっっっしりと詰まっていて読み応えアリ! 右側の頁に名言+発したキャラクター名が、左側の頁にはそれを補足する四コマが載っているので 状況が分かりやすいです。 「あー言ってた言ってた」とついニマニマしてしまいますw
更に巻末には何と「映画ぼのぼの」の絵コンテ集が!
ぼのぼのファンとしてこれは絶対に読んでおくべき必読本です!
下巻のレビューも書きたいので、ネタが切れる前に上巻のレビューはこれにてお終いっ。
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