今のだらけた情けない若者たちに是非とも見てほしい熱き男の青春アニメの名作です。このBOXは買いです。
基本的に、この頃のTV用に使用される主題歌は別録音なので、 レコードサイズの曲に聞きなれているとなかなか新鮮でいいです。
「ジャングル黒べえ」は大杉久美子さんと肝付兼太さんのはっちゃけ具合が少し違いますし、 「行け!バンババン」は後奏が違います。ただ、「白いテニスコートで」は「燃え上がる恋も〜♪」の部分がレコードサイズと同じメロディーでした。 TVバージョンを期待していたので、そこだけが残念でした。こちらのレコードバージョンも放送で使われたのでしょうか?謎です…。
「ジャングル黒べえ」の前奏の音が多少つぶれてること以外は、聞きづらいところも特になく、TVサイズの演奏を堪能できました。 「ルパン三世'79」から4曲がSE付きステレオで、それ以外はモノラルです。録音形態の時代の移り変わりもわかりますね。
最近、同じ様なアニソンのCDを購入しました、荒野の少年イサムとキッキの鬼、赤き血のイレブンとか梶原一騎の作品も入っています、空手バカ一代の空手道おとこ道も入って入るので、(どちらも入っていますが)こちらがお薦めです。人により何が入っているのが決め手ですが。侍ジャイアンツ、柔道讃歌を聴きたいなら、懐かしのテレビまんが主題歌大全集ですかね。結構重複してる曲もあります、それが悩ましいです。こちらのCDの方がメインになりました。重複しないシリーズがあれば、良いのですが。
放映当時からファンだったので、感動しまくりでした。op、edの曲も今とは違い、そのアニメのための歌ですし、かっこいい。私はアニメが先で原作は後からでしたが、結構ギャップがありました。原作とは違いますね。私はアニメの方のファンなんだとつくづく思いました。
昭和を代表する漫画家、川崎のぼるさんは「巨人の星」が最も有名ですけれども、実はこの「荒野の少年イサム」が、最高傑作ではないでしょうか? 絵物語作家・山川惣治さんの「荒野の少年」を漫画化した本作は、もう、冒頭からただ、ただひたすら面白く、ぐいぐいと読ませる傑作です。 川崎さんの語り口は迫力に満ち、時にユーモラスで、時に残酷、と、巧みな計算でストーリーを盛り上げ、飽きさせる事はありません。 その、キャラクターの魅力溢れる描写は、まさにプロフェッショナル! そして、驚くべきは一切手抜きなしの描き込みぶり!背景や小物まで、丁寧に、緻密に作画されています。当時はもちろん、今日でもここまで描いてる作家さんはなかなかいないのでは? 週刊少年ジャンプで毎週描いていたというのが信じられない密度です。 この作品は、人種差別への強い憤りや、残酷な殺戮場面(勿論、物語上必然で描いてあるのだけど)等が問題なのか、今日では完全に絶版で読む事が出来ません。 しかし、本作の意図は勿論そのような部分にはなく、日本人イサムの誇り高く、誠実な生き様にあるのです。 西部劇といえばガンファイトですが、それすら決して肯定されてはいません。イサムが銃で人を撃つ事にも、長く苦しい葛藤が与えられています。 そう、これは、単なる西部劇ではなく、西部を舞台にした人間ドラマ(本来の西部劇は、そういうものだと思いますが)。 この、優れた漫画が再販され、再び陽の目を見る事を願ってやみません。
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