中身は充実。多少難解な部分もありますが、すぐに役立つ情報もたくさん。自然な語り口で楽しめました。おすすめです!
2011年3月現在、ニュースで連日福島原発について報道されていますが、「〜何シーベルトの放射線が〜」と言われてもいまいちピンと来ませんでした。 そこで放射線や、被曝するとどうなるのかと興味を抱きこの本を手にとりました。 8シーベルトで100%の死亡率であると言われている中、この本の中で被曝された方は20シーベルトの放射線を浴びています。 放射線により破壊された染色体からは新しい細胞は生まれません。言葉にすればこれだけですが、それが何を意味するかは、全てこの本に載っています。 被曝するという事の意味を、重さを、是非このこの本を手にとり知って欲しいと思います。 なお、用語や「裏マニュアル」の工程等はそのつど解説や図解があるので理解しやすいです。また、写真は本の真ん中らへんにあるカラーの手の経過写真は痛々しいですが、正視に耐えないというものはないと思います。ご参考までに。
星の王子様は,放射線をいっぱい受けているのだろう。
宇宙線という,宇宙を飛び交っている放射線は,物質のほとんどないところでは自由に飛び回っている。 放射線を目一杯受けている王子様。
内容はすごく解り易く,ためになります。 電子版も一部公開されているようです。
身体の仕組みを学ぼうとすると、ついつい
膨大な量に圧倒されてしまい結局イマイチ良く
分からなかったりすることがあります。
簡単に人体の仕組みを紹介する本も既に
多く発行されています。しかし、どれもが
トピックが多すぎて実はしっかりと頭に理解が
定着しない事が多いかもしれません。
本書は、「からだの地図帳」などのレベルに
興味を持ってもらうための本という位置付けです。
しかし、逆に本書くらい内容が簡潔でも
もしかすると身体に興味を持ってもらうのには、
良いのかもしれません。
但し、それ程読んで面白さや興奮を感じる
という訳には行かないかもしれないので、
少し注意が必要です。
私は、どちらに立つのか?
もちろん、低線量放射線は健康影響に良い。 もっと低線量放射線の恩恵を人々は受けなければいけない。 そういう考え方です。
しかしながら、放射線防御と放射線ホルミシスの両方の視点から記述されており、自分自身で取捨選択できる内容です。 放医研の立場からは、「こういう意見か」と、肝心なとろこになると「今後の研究を見守りたい。」と、現状で評価できないところは、はっきりと、そう書かれている。
放射線防御と放射線ホルミシスのどちらの立場に立とうと、一度は読んでほしいですね。
「玉川温泉は放射泉」、「この製品で確実に低線量ホルミシスが実現する」と、HPに書きたてる前に・・・。
近畿大学からお借りになった図に誤植があります。
1.オーストラリア → オーストリア
2.図表上の単位の間違い。
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