今まであまり好きな曲ではなかったホルストの木星が、 このアルバムのカラヤンの演奏を聴いて大好きになりました。
フィンランディアやモルダウなども 他の演奏ではこれほど感動しなかったのに、 カラヤンの指揮だとすごく感動しました。 この言語化できない感情を沸かすカラヤンはすごいと思いました。
有名な小品のオーケストラ曲が満載なので、 カラヤン入門にもよさそうです。
アダージョカラヤンなどもこれから聞いてみようと思います。
著者がカラヤンと出会った1970年からカラヤンが亡くなる1989年までの、指揮者・演奏家・音楽家としてのカラヤンの姿が記されています。CDに録音された曲やマスメディアから伝わるものとは一味違うナマのカラヤンが描かれています。この本に書かれたカラヤンの真摯な言動から、仕事をする上で、生きていく上で、示唆に富むメッセージが込められています。また、著者が、出会った人々を大切にして、その出会いを織りなしている様も伝わってきます。カラヤンのCDをまた聴いてみようと思わせる1冊です。
私にとってカラヤンの指揮する音楽は、あまり好きではない、否、というか正直なところは大変複雑で、「大好き」なのだが「大嫌い」という感じだ。こんな表現をしても支離滅裂な馬鹿者としか思われなそうだし、自分でも他に適切な表現が思い浮かばないのは情けない。 カラヤンの指揮する音楽は誰の曲であっても、オケがベルリン・フィルであろうとウィーン・フィルであろうと、間違いなくカラヤン・サウンドに染まってしまうし、作曲家の特徴以上にカラヤンの特徴が全面的に表れてくるので、そこがどうしても好きになれない。しかし、カラヤンの作る音楽は、全体構成においても細部の彫琢においても、完璧に美しく、力強く、繊細でありながらスケールが大きく、スマートで恰好良く、抵抗することが出来ないほど魅了されてしまうのだ。 このベルリン・フィルとのブルックナーの7番は、そのカラヤンらしさが完璧に表現された究極の演奏だと思う。 同曲の演奏では、カラヤン最後の録音となったウィーン・フィルとの録音が、最晩年のカラヤンの心の陰影を映し出したかのような切迫した心情の吐露、悠揚迫らぬ神々しさなど、全てを昇華させたような大変な名演奏だし一般的な評価も非常に高い。 それに対して、この録音は、カラヤンが最もカラヤンらしかった時代に、蜜月の時を迎えていたベルリン・フィルと完璧なまでに音楽を磨き上げ完成度を高めたた演奏で、その完成度たるや、もはや全くケチの付けようがないし、考えられないほどに美しい。この録音が、ベルリン・フィルハーモニーホールではなく、ベルリン・イエス・キリスト教会での録音ということも響きの美しさを際立たせている大きな要素の一つだと思う。 それだけに、最もカラヤン臭い演奏とも言えるが、ブルックナーの音楽になかなか馴染めない人には、この究極のカラヤン・スタイルは大変聴きやすいと思う。
カラヤンといえば、物心ついた時から「最も優れた指揮者」と認識していて、逆にどんな方か人物像についてほとんど知らないできました。
若い頃のお顔を見たのも初めてのような気がします。すごいハンサムですね。
このドキュメンタリーはむやみにカラヤンを崇拝することなく、いろいろな人々からネガティブなエピソードやコメントも挿入しているのがいい。
ずっと神聖不可侵な神様のように思っていましたが、一人の人間としての像が浮かんできます。
小澤征爾の登場も日本人としてとっても嬉しい。しかも英語が全然流暢じゃないのがいい。小澤征爾のおかげでカラヤンに親近感とリアリティーをもつことができました。
見て良かった。
日本語吹き替えがないのでマイナス1。
商品が届いてから約1ヶ月。飽きることなく毎日のように聞いています。 演奏も素晴らしいけれど、ベートーベンの交響曲って、こんなにすごかったっけ? 何だかやる気が出てくるんですよね。 おまけに、この価格。輸入版を紹介してくれた方に感謝です。
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