日本、メキシコ、モロッコと、地理的にスケールが大きく、それぞれのストーリー・内容に 地域色が出ている。全然違うものを一つの映画にしているところはすごい。
一つの映画にするために、モロッコ旅行をしている米国人夫妻の子供がメイドによりメキシ コに連れて行かれ、モロッコの事件に使用された銃が日本の聾唖者の父親がモロッコ人ガイド にあげてきたものという設定にしてある。設定に加えて、3箇所の地域で共通する要素(性 的な描写、警察)が描かれている。
各シーンは飽きさせず、いろんな要素が盛り込まれていて考えさせられる映画であるが、 見終わってみるとすっきりしない。
その原因の一つ目。タイトルからわかるようにコミュニケーションの困難さを描いている そうだが、それは、こんなに国際的な舞台を用いてたくさんの要素を使って描くような ものか?映画の構造の大きさにテーマが合ってないので、違和感を感じるのである。 二つ目。モロッコとメキシコのストーリーは比較的理解しやすいが、日本のストーリーでは、 聾唖者に母親の自殺による精神的な影響があるという設定なのか、その行動の一つ一つが 理解しがたいものであること。そして、その理解しがたい部分を埋めるのであろう、聾唖 者のメモの内容が結局明らかにならないこと。これでは観客としては監督に裏切られた思いだ。 あと、蛇足であるが、ちと長い。個々のシーンは説得力を持たせるために、それなりの尺が 必要なのはわかるが、次の展開が読めるところはうまく編集して欲しかった。
いやぁ驚いたのなんの!デビュー作1発で、UKどころかロック界を代表する最重要バンドに躍り出た彼らだが、真価を問われる2ndにて、驚くほどの“進化”と“深化”を見せつけた感じです。凄いわ、これ!
デビュー作の日本盤のレビューは★5つとしましたが、正直なところ実はそれほど愛聴盤にはなりませんでした。それもそのはずで、凄まじいまでのライブ盤をパッケージングした日本盤の仕様の素晴らしさに★をつけたのであって、「まぁ個人的にはロックバンドにはもっと泥臭さやいかがわしさを感じるような、一癖も二癖もある方が好みなので、まだまだ優等生のキライはあるかな。」と書いた通りでして、そう、前作はまさに「優等生」の音楽だったんですよね。だからか、ライブの凄さをまだまだうまく表しきれなかったキライがあったんですけど、今作は全然違う、“ロック”しているんですよ!
いやね、演っていることは変わらず、フォークやブルーグラスのテイストも交えつつなんだけど、アコギをガシャガシャ掻き鳴らしながら、エモーショナルなボーカルで迫りくる様が思いっきり“ロック”していて、実〜に気持ちがいいんです。ライブ映えしそうな曲もバッチリ収録。更にはデイブ・マシューズ・バンドあたりを彷彿とさせるような懐の深さまでをも見せつけていて、ホントどこまでの高みに昇るのか、空恐ろしい限りです。
好きな作品なんですよね。 全く異なる場所で起こることを描いてますけど、繋がるんですよね。 それも静かに淡々と、そして現実的に。
ブラピとケイトって『ベンジャミン・バトン』でも共演してますが 相性がいいのかな。よいです。 確か『ベンジャミン・バトン』を監督する前にフィンチャーも同じ頃 この二人の共演を考えてたとか。 役所さんもいい味出してます。
外国映画での日本の描き方に辟易する方でもこの作品での 日本はほとんど違和感ないと思います。けっこうリアル。
なんかそれぞれの愛の形を描いてるんだろうなって感じました。 ほんと淡々としてますけどね。
四泊五日で主人と旅行に行ってきました。二人分楽に入りました。商品が届き中を確認すると、鍵がなくびっくり。TELすると、すぐに送ってくれました、対応も良くネットで買うのは、心配でしたがよかったです。
久しぶりに、泣きました。そして、この監督の才能に脱帽しました。
なんでしょう、この空気感は。初めての体験なので、言葉でうまく説明できませんが、
映像がすごくリアルで、力強さを感じました。
この監督の他の作品も観たいと思いました。そして、改めて映画って素晴らしいと思いました。
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