アシュリー・ハッチングスが脱退したあと、発表されたのがこのアルバムです。ボブ・ジョンソンとリック・ケンプが加入してロック色が強まったというより、むしろ力強くトラッドを演奏しているという感じがします。アルバム全体の曲の並びもよく、最初から最後までじっくり聴かしてくれます。個人的には次作の「パーセル・オブ・ロウグズ」よりこちらの方が好み。
ブリティッシュトラッドバンド 、スティーライ・スパンの1st。1970作
Fairport Conventionを脱退したアシュレイ・ハッチングスらによるバンドで
英国トラッドの大御所のひとつでもある。次作では硬派の中世トラッドになるが、
この1stの時点では牧歌的なブリティッシュフォークの色合いが強い。
アコースティックな曲の上にマディ・プライアのやわらかな歌声が響く。
ロック的なドラムが入っているのでプログレファンにも聴きやすく、
個人的には最高作とされる2ndよりも気に入った。
30年まえ、まだ27歳の時にLPで聴いた、スティールアイスパンの懐かしのトラッドが手に入りました。 ドラムレスグループになる過程も垣間見れるかも。 ケルト音楽やトラディショナルに興味のある人には欠かせない逸品。 なお、記憶に間違いがなければ、Please to see the kingの中の Lovely on the waterは、70’初期の全米ヒットチャート上位に食い込んだはず。
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