「Take Me Home, Country Road」は多くのアーティストにカバーされた曲で、懐かしい故郷に一刻も早く帰りたい素朴な気持ちが良く伝わって来る佳曲。「Sunshine On My Shoulders」も代表作の一つで、ゆったりとしたリズムと伸びやかなボーカルが、「太陽を背に受けて」という暖かい雰囲気を良く醸し出している。「Mother Nature's Sun」はビートルズのカバー曲だが、P.マッカトニーの曲の伸びやかさがJ.デンバーとベスト・マッチで素晴らしい出来に仕上がっている。そして、私の一番好きな曲は「Annie's Song」。J.デンバーにしてはストレートなラブ・ソングなのだが、恋人の美点を清々しくメロディアスに歌い上げる姿に、聴く方も心が透き通る。