あり得ないと思いつつも話に引き込まれ最後まで一気に読んじゃいました。 最終的にハッピーエンドで良かった。 歴史の勉強にもなりました。
ここ数年で増えた原作ありの無理やりなドラマ実写化には少し呆れ気味でした。 しかしこの作品はあまり違和感を感じさせる事なく、上手く表現できていますね。 眩しいほどに鮮やかな夕日、見上げると広々した江戸の街並み、人々のハツラツとした姿を見ているとこちらまで活力をもらったような気分になります。 主演の大沢たかおや、綾瀬はるかも素晴らしいのですが、やはり内野聖陽が絶妙ですね。 豪胆かつ男気溢れる雰囲気でまさに坂本龍馬だと感じさせてくれます。 人と人との繋がりを見失いがちな今だからこそ、見直してみるのにも良いでしょう。
心にトラウマを抱えた現代の脳外科医が幕末にタイムスリップするという設定のドラマです。 通常こういう設定の場合、なかなか見る者を引き込むリアリティーが出難いのですが、このドラマは、「卓越した脚本×登場人物たちの迫真の演技力×素晴しいセット」の相乗効果によって、自分が主人公と一緒に幕末の世に迷い込んだようなリアリティーを感じさせる、そんな作品に仕上がっています。 そしてそれだからこそ、現代人の医者が幕末の世で懸命に生きる人たちと出会い、現代の世で見失いがちだった「生きる」ことの意味を見出して行く過程に、素直に共感できるのでしょう。 また、ドラマのあちこちに宝石のようにちりばめられている、心に響く名台詞の数々。きっと現代の世に生きる多くの方が、このドラマ世界の中からいくつもの言葉の宝石をもらい、「生きる」ことの意味を見つめ直して、現代を生きる糧にできるのでないでしょうか。それだけの豊かな内容を含んだ、ドラマ史に残る名作!だと思います。
登場人物たちはそれぞれ魅力的なのですが、中でも内野聖陽さん演じる坂本龍馬は、圧倒的な存在感があります。 幕末のヒーローという事で、従来のほとんどの龍馬像は必要以上に美化されていましたが、内野さんの龍馬は、泥くさいが人間味に溢れており、陽気で型破りでユーモラスでカッコイイ。きっと実物の坂本龍馬はこんな感じの人だったに違いないと思わせる、「龍馬の決定版」のような完成度でした。 この内野龍馬に出会えるだけでも、このドラマを見る価値があると思えるぐらいです。
「生きる」ことの意味を見つめ直せる名作。まだご覧になっておられない方には、超オススメです!! (ここまで2009/12/5記述) このドラマは、歴史あるギャラクシー賞において、2009年度番組のテレビ部門の優秀賞、および、視聴者によって選ばれる第4回マイベストTV賞のグランプリを獲得しました!! 「ドラマ史に残る名作」、超オススメです!! (2010/6/4追加記述)
残しておいて、その後何度も見たいというドラマは数多くないけれど、JIN-仁はその一つであり、現時点で最高のドラマの一つであると思う。たぶん、私同様前編のドラマを見て、さらにこの完結編をリアルタイムで観た人がこのDVDボックスを買うことになるのだろうが、それほどのインパクトのあるドラマだったと思う。どなたかが書いているが脚本がすごい。各局のゴールデンタイムのドラマとは一線を画す出来である。ストーリーが史実に忠実であるかどうか詮索するよりもこのようなドラマを作り上げたスタッフと出演者陣にエールを送りたい。
テレビと違う結末と聞き、興味を持ちあっと言う間に読んでしまいました。 良かったです。
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