ともすると苦界的に描かれがちな風俗の世界で、日常としてそこに生きる人を「きっとこうだろうなあ」と感じさせる描き方には感心させられた。
思わずクスリとしてしまう人間のあまりになまなましい「らしさ」、それが世界のごく当然のエピソードとしてストーリーの中に織り込まれている。主人公の女性は劇団活動の為にSMの女王としてアルバイトをしているが、かといってそれらを「昼の顔」「夜の顔」としてはっきり分けたりはぜす、それらを当然のことのように自分の生活として持って生きている。曖昧な戸惑いというものから完全に解放された自由さ、そしていささか破れかぶれな陽気さがこの映画には満ち満ちている。
捻じ曲がることの無い奔放さ、そして爽快感。
愛ということばだけでは括りきれない人間の「陽」の部分を、痛快に描いた、非常に優れた映画であると思う。
見てよかったな、と感じる素敵な映画だったと思う。
暫くの間、東映が封印していたブッ壊れ邦画の代表作「北京原人」が初DVD化!映画内容は色々なところで論議されているので、ここではDVDコンテンツとしての評価を。
やっとDVD化で特典などのコンテンツを期待したが、予告編のみの収録で非常に残念。企画から制作に至るまでのメイキングや関係者などのコメンタリーを是非聞きたかったのだが、やはり封印していた位だからそのような余裕も無かったのか? しかし今DVD発売によりある程度の画質(16:9 SQ収録)でこの怪作を鑑賞・コレクションできるので一応満足(笑)
「北京原人の逆襲」は香港の映画会社ショウブラザーズがディノ・ラウレンティスのリメイク版「キングコング」の世界的ヒットに目をつけ製作した香港版キングコングとも言うべき作品でした。しかし、こうした亜流作品にありがちな鑑賞後の落胆感はこの「北京原人の逆襲」にはありません。「キングコング」の世界を上手くアジアという風土に移植している事もさることながら、「キングコング」を超えているのは、主人公サマンサ(北京原人に育てられた少女)と北京原人との深い愛情の絆の存在であり、文明と自然の共存という狭間に起きる悲劇を我々に語りかけています。特撮は我がゴジラシリーズを担当した円谷英二の愛弟子、有川貞昌。長く見ることの出来なかった幻の一作です。
賛否両論かとは思いますが、私は結構楽しめました。
シーマンのキャラが面白く、笑ってしまう事もちらほら…。 シーマン占いは個人的に好きですね。 内容的にも、思わず泣いてしまいそうなところもありました。 (私が涙もろいからかもしれませんが…)
最初は操作に慣れず苦労しましたが、 慣れてくると短時間で色々な作業が出来、楽しかったです。 一番最後は、何だか自分の子供が旅立っていくような、 そんな感覚に少々陥りました。
ただ、悪点をあげるなら、やはり値段が高すぎかな…とは思いました。
私的には結構楽しめた作品でしたが、皆が皆そうという訳ではないので、 私の意見は一つの参考として、とりあえず目を通してくれると有り難いです。
以前から気になっていたので購入しました。知っている人には心地よいと思います。
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