ルースターズ、ロッカーズ、スターリンにピンときた貴方は観ておくべきでしょう。泉谷しげるもイイ味出してます。
1985年3月、東横劇場で ルースターズでの最後のライブを見てから・・・ こんなにもいろいろなことが大江さんの身に起こった事を知り 愕然とし、涙が止まりませんでした・・・ どうかこれからはお体と心に無理のない様、 ゆったりと音楽活動を続けていただきたいです。 いつかまたライブで会える日を楽しみにしています!
大江のUNのアルバムは僕にはどうもダメだったから期待しないながらも、花田と二人でアコースティックでしかもROOSTERSの曲をやってるなんていうもんだから聴かないわけにはいかない。1曲目聴いて、あれ、やっぱり何か変、頬も垂れて随分おっさんになっちまったから、過去の大江を期待したのが間違いだよな、と思った。しかし、case of insanityとsad songになると、あの大江のボーカルになってて感動、何年かぶりにROOSTERSの曲を聴いたけどやっぱりオレって本当にROOSTERS好きなんだな、10年後50歳になってもきっと好きだろうな、と思いました。収録曲1,last soul 2,she made me cry 3,hey girl 4,case of insanity 5,sad song 6,i'm swayin'in the air 7,walkin'the dog 8,i'm talking about you 9,i'm a kingbee 10,good time 11,sitting on the fence 12,mona そしてDVDには、4,5,6,7の4曲収録。10曲目私知らない曲でした、恥ずかしながら。 僕の持ってるROOSTERSはLPとカセットテープしかなく、LPは実家だしテープはクローゼットの奥の奥。ボーナスでたらCD買い直します。当時、めんたいロックなんて言われてた、ROOSTERSもMODSもROCKERSもみんないいバンドかっこいいバンドだった。
メンバーみな実に楽しそうにやっている。フジロックより大江は唄もギターも格段にレベルアップ。 非常に意欲的なルースターズ。 客に喜んでもらいたいと願うルースターズ。 かつて観たことないルースターズ。 歳を重ねてまるくなったルースターズ。 あのスリルが全くないルースターズ。 微笑ましくもありこれはこれでいいのかもしれない。でもそれは自分の知っているかつてのルースターズではなく違和感も感じる。
何故、そこまでするのか。一枚目、つまりラストライブ直前までを追ったドキュメンタリー映像を見ている間、僕はずっとそう思っていた。大江は、変わった。長きに渡った闘病生活と、それを克服する為に挑んだ大手術。大江独特の鋭くヒズんだ「トッポい」歌声は、もはや別人かと思える程に弱々しく、抑揚の無いモノへと様変わりしてしまっている。リハーサル風景を見ても、苗場の客を満足させる事が出来るとは到底思えない。どう考えても、負け戦。しかし、メンバーは淡々と、そして着々とリハを繰り返す。皆一様に、疲れきったような、やつれたような表情をしてはいる。してはいるのだが、「不安」とか「迷い」のようなものは、一切感じられない。何故だ。負け戦なんじゃないのか?何故だ。「ルースターズ」の名前にキズをつけてしまう事になるんじゃないか?何故、そこまでするのか・・。その理由は、二枚目の「ラストライブ」を見るとよく分かります。星五つ。
|