1990年にテレビドラマとして放映されたもので、DVDでは発売されていないので、中古ビデオでしか観る事は出来ない。当時由貴ちゃんは24歳くらい、キムタクは19歳位だが幼く見える。内容はこれといって特筆するものではない。由貴ちゃんのファンなら楽しめると思うが。
今、まさに日本一を競っているご存知中日、落合監督が、監督としての思いの丈を余すところなく語っている作品。タイトルは「采配」となっているが、別に試合に於ける采配術を語っているだけではなく、監督としての選手達へのアドバイス、プロフェッショナルとはどういうことなのか、練習とは?競争とは?成長とは?心構えとは?・・・という思いを、トータルとして「采配」と言っている。これを読むと巷間「俺流」と形容される「落合流」とは、決して自分勝手な唯我独尊型の言動なのではなく、自分の経験に基づく、至極、理屈に合ったシンプルな「落合思考」であることがよくわかる。レベルアップのためにはこう考えるべき、プロ野球選手としてはこういう気概を持つべき、そして試合に勝つにはこうあるべき・・・という落合監督の考えが一つ一つ、ひどく真っ当な考えで語られ、それがすべてプロ野球チームの監督として「勝つこと」に通ずる。という信念というか、驚くほど明快で理路整然とされている考え方が手に取るように理解でき、この監督にしてこの考え方ありきなんだなと納得させられる、非常に興味深く読ませてくれる作品だ。何より自身の現役時代、監督時代を通しての成功体験に裏付けされた言葉は自信に溢れ、そして説得力を持っている。時に無愛想で冷たい感じに取られることもあるようだが、それは「現実」という厳しい社会で生きて行くために、きれい事ではなく、本音でその「厳しさ」を語るがゆえにそんな評判に取られがちなのかもしれないが、その実、とても選手愛、チーム愛、野球愛に溢れていることがこれでもかというくらいに伝わってきて、8年間で4回優勝、Bクラスなしというこれ以上ない監督成績を修めたのも十分に納得がいく。監督の仕事とは、ファンが望むものは「勝利」であるという信念を貫き、実際それを実行してきた落合氏は今年で一先ず監督業を終えるが、氏であればどこの監督をやったとしても成功を収めるであろうと思わせる。尚、あの物議を醸した2007年の日本シリーズで8回パーフェクトの山井投手の交代劇についても明確に語られている。野球ファンには必読ともいえる作品だ。
にっかつロマンポルノ全盛期に、同社が1年に数度作っていた「一般向け」映画のひとつ。 記憶をたよりに「エロい映画だった」ような思い出をブログに書いていたような方もいますが、主人公が赤線地帯の娘であるゆえに、 この時代ではまだ話題になった「女優のヌード披露」シーンがあるだけで、いかにもおとなしい作品です。
むしろテイストは、ほんのひと昔前の日活青春路線に近いものとも言えるでしょう。 主演の三浦リカも、この物語では春をひさいでいる娘とは思えないポジティヴさを振りまいています。 そのあたりは、もっと醒めた女であった原作を逸脱していますが、これは観客のニーズを反映してのことには違いありません。 でも人物の類型化はロマンポルノに引きずられる形とはいえ、それらの傑作扱いされる作品群より退いているのはたしかでしょう。 ロマンポルノをも撮った武田一成作品であるのだから、あるいは一般向けという免罪符ぬきでも真に迫った男女のありようを撮ってほしかった。 そのあたりは残念です。
三浦リカはまだ初々しい魅力を放っているほか、上映当時を匂わせる数々の俳優たちの登場には胸を躍らされます。 また、売春窟という今では地獄のようにしか語られない場に人間味をおおいに加味したことは、やはり今とあっては慧眼と見られるべきでしょう。 一見の価値はあります。
とても古い記憶で、ヒロミツさんが司会をしていた頃のNHK「レッツゴー・ヤング」でgエディ藩、bルイズルイス加部、kミッキー吉野(dは覚えてない)等でアニマルズのカバーを特別企画で歌った回があり、偶然見てとても感動した覚えがある。当時、モップスのLPなど影も形もない頃。かろうじて人気ドラマ「夜明けの刑事」(二郎さんが主役で名演、デカ長に石立鉄夫、ヒロミツさんはすっかり俳優も板について刑事役。情のある切ない刑事ドラマだった記憶がある)のエンドテーマを何曲か歌っていて中学生ながらその歌が大好きだったので尚更、もっとロックを歌うヒロミツさんが聴きたかった。近年モップスが再発されているけどあの無常感漂う切ない曲はどうしたんだろう?と思った。モップス調のロックを期待するとびっくりしますが、ボーカリストとしてのヒロミツさんがいかに素晴らしいか充分堪能できる。そこで、東芝EMIにリクエストしたいが、この盤は紙ジャケ限定盤でいずれ品切れ入手不可能になるだろうから、プラケースで再発する際には、「夜明けの刑事」のエンド曲があと2曲はあったはずなので、ぜひボーナストラックで収録して欲しい。とある場所でご本人にお話しする機会があった時「あの曲、覚えてくれてたんですか!」ととても恐縮しながら嬉しそうにサインしてくれた笑顔が私は忘れられない。ご本人はもう歌うことはありません。歌は人に聴かれてこそ価値がある。名ボーカリストの遺産を倉庫に埋もれさせないようどうかよろしくお願いいたします。
たまたまWOWOWで放送されたのを見て 完成度の高さに、少々おどろきました。 この年になってもアニメで楽しめるとは、ちょっと した拾いものです。 子供から大人まで楽しめる稀有な作品だと思います。
|