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公式ドアラ写真集 ドアラ☆チック 買って良かったと思える一冊でした。
心がなごむな〜

火の鳥 10・太陽編  源平合戦をモデルにした乱世編も面白いのですが、火の鳥最後の作品にして最高傑作だと思うのはこの太陽編ではないかと思います。
 火の鳥はどの物語も基本的にグロテスクで因果応報な悲しい結末のお話ばかりですが、主人公の上宿禰(いぬがみのすくね)が珍しくヒーロー然としたキャラクターのせいか、悲惨なシーンもある割りに終始絶望感がなく、アクションシーンも豊富で飽きさせません。また、この話は未来の話とリンクしているのですが、こちらの主人公坂東スグルは、上宿禰とは対照的に人殺しも厭わないかなりダーティなキャラクターで、二つの物語が同じテーマの下、交互に展開されていくのも見所です。

 二つの物語に共通するテーマは、政治権力と繋がった時の宗教の悲惨さです。国を統治するのに信仰を利用するのは多くの支配者がやってきた事ですが、過去編では天智天皇が、大陸から来た仏教を信仰という名目で、日本の八百万の土着の神々を弾圧していく様子が描かれており、上は信仰の自由のため天皇の弟君・大海人皇子(後の天武天皇)に協力を願うなど奔走します。
 未来編でもやはり光と影(シャドー)という二つの宗教があり、富裕層中心の光の教団は地上で快適な暮らしを送っていますが、光を崇めない者たちは影と呼ばれ、地下のコミュニティに追いやられゴキブリやネズミなどを食べて生活しており、主人公スグルは依頼で光の教団のご本尊”火の鳥”を盗みに行き、徐々に物語が進んで行きます。
どちらも信仰を政治権力の維持のために利用され、迫害、差別、弾圧、そして戦争を生み出す要因として、時代を超えても終わりなく続いていく様を二つの時代から描かれており、現代社会においても信仰について深く考えさせられる作品であると思います。

ただ、私が始めて読んだのも小学生の時でしたし、そんな難しく考えなくても、最後まで先が気になってしまう展開など、軽い気持ちで読んでも十分楽しめる読みごたえのある作品としてお勧めできます。

まじかる☆チェンジ (1) (SPADE コミックス) 魔法の力を与えられた主人公・真中大海の魔法は「女体化」。カバー一番右の彼が女体化します。
表紙買いだったけど面白かった。嫁にしようと必死な魔王もかわいいし絵も綺麗で読みやすいです。


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