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スターシップ・トゥルーパーズ [DVD] 自分の中では常に好きな映画ベスト3に入る作品です。
エロ・グロ・ナンセンスがふんだんに盛り込まれ、ダレの無い展開の非常に高いレベルの娯楽作品だと思います。
力の入ったシーンと手抜きのシーンの差が激しい所、原作の表面しか取り入れていない所などマイナスとも言える点も有りますが、それ以上の魅力的な思想と迫力が加えられています。

最近、久しぶりに観て、自分の感じ方の変化に戸惑いました。
昔は作品の娯楽的な部分に惹かれていたのですが、この作品の人間と社会の描き方に対して共感し、絵空事ではない身近なものと感じるようになりました。
社会にはプロパガンダが常にあるものであり、当事者は必死でも時代や見方を変えると滑稽に見える事は多い、個人も基本的に流動的で社会性と利己的行動の境界は曖昧。
娯楽に昇華していますがこの作品は人間を描いているのだと言うのが現時点での自分の感想です。
また原子炉爆発という危機以降の様々な個人や社会の動きを見た事も自分の受け入れの変化に繋がっているのかも知れません。

以下余談
経済等でもマクロとミクロの視点の切り替えは重要であるが人間を見る場合も同じであろう。
日本映画に多い個人の心情に焦点を当てたものをミクロ的とすれば
バーホーベンの様な混沌として集団としては動物的なシンプルさをもつ人間の捉え方は極端にマクロ的と言えるのではないだろうか?
誰もが生まれ死に行く間に肉親や知人との関係を築きドラマを持つ、また社会の一員として存在し、集団は時として非常に動物的な集団心理に陥り奇怪な行動を起こす、そういう意味では自分も含めた人間を見る場合もミクロとマクロの切り替えは必要な事だろう。
ミクロに偏り過ぎれば視野が狭くなり選択肢を無くす、マクロに偏り過ぎても無気力や刹那的な行動に繋がる。
マクロにより過ぎると全ては滑稽なコメディに繋がると言うのも面白い。

60歳のラブレター [DVD] 本作は何と言っても「オールウェイズ 三丁目の夕日」シリーズ&「キサラギ」の古沢良太のホンに尽きるだろう。元は銀行主催の投函企画をまとめあげたものだが、まだ40前なのに昭和世代のことが本当に良く分かっている(笑)。いまは60歳といっても元気ハツラツ状態の方が多く、再雇用も含めた定年制度の再検討も行われている。大手建設会社の専務に上り詰めた孝平、勤務医で世のイメージとは違う静夫、魚屋をきりもりする正彦、この男性3人は特にそうだ。対して女性側は、キャリアウーマンとして現役の麗子のほかは、ちひろも光江も日々を過ごすうちに30年が過ぎてしまったという設定だ。元気とはいえ、60歳ともなればそろそろ総決算の時期であり、6人が6人とも悩み、苦しみ、判断する。こんなホンをなぜ古沢は書けるのだろうか(笑)。現在の日本映画を支える若手の石田卓也や星野真理、内田朝陽あたりは今回完全な脇に回り、それでも重要な役割を任されている。中でも原田美枝子の芝居は完璧かつ絶品だった。ラストシーンの選択は、観る人によって感想が違うだろうが、自分は映画の締め方のほうが好きだった。まあ相手も石黒賢だしね(笑)。富良野ロケで撮ったラベンダー畑の風景も素晴らしかったが、中村雅俊演じる孝平が、なぜドンピシャであの場所に行けたのかは疑問だ。これも「映画的」といえばそうだが、時間まで合わせるなんて尾行していたに違いない(笑)。特典映像はメイキングと舞台挨拶が収録されている。出来れば深川組ではなく、廣木組か佐々部組あたりで観たかったところだ。星は3つです。
スターシップ・トゥルーパーズ [Blu-ray] ポールバーホーベンの最高傑作!
宇宙昆虫と人間との全面戦争 あらすじは一言で語れるが
その戦いのすさまじさはどの戦争映画もかなわないだろう

「死んだ虫だけがいい虫だ」は映画史に残る名セリフではないだろうか(笑)

当時同時期にタイタニックが公開されていたが 映画料金割引デーに
タイタニックを蹴ってこのスターシップ・・を見に行った

後にビデオでみたタイタニックを見て確信した

「俺の選択は間違っていなかった」


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