まず、主題歌には触れなければいけませんよね。「虹になりたい」は本当にいい歌だと思います。 「希望にとどく虹になりたい」という最後のフレーズは大好きですし、アニメーションしない映像の一つ一つから オーストラリアへ渡った移民の苦労がここまで伝わってきそうな感じです。 話自体はそんなに大きな出来事があるわけでもなく、騒がしくなく地味に描写が進む感じで『赤毛のアン』などと 同じくくりで捉えられそうな気がします。だから現代アニメを見ている子からすればちょっと退屈かもしれません。 かなり重々しい、移民の苦労が伝わってくる作品で非常に現実味があります。一方でルーシーメイとケイトのやりとりなど そこら辺にいるちょっとマセた元気な姉妹、という感じで日常感にあふれています。 「家族」というものを何の演出も無く正面からありのままに描いている感じです。 ほのぼの~、であり、ひしひし、であり、そんな作品だと思います。 作り手には罪が無く申し訳ないのですが、なんだかよく今でもテレビのナレーションなどに登場する声優さんが 多く参加しているらしく、ちょっと違和感を感じるかもしれません。悪役なぺティウェルさんの声を聴くたび ぶらりと途中下車したくなります…。
特別な力を持つわけでもない家族のある時代、 ある場所での日常です。 夢のある人もちょっとした失敗でふさぎ込んだり、 酒飲みも仕事となると真面目になったりするなど 普段私たちの周りにいる人々がいたように思われます。 そして夢は遠くにあるだけであって 全くないということではない。 いつかきっと虹が必ず現れるのだと思いました。 あとがきは声優の松島みのりさんでした。 地球環境と声優業について語っています。
やまがたすみこさんが歌う南の虹のルーシーの挿入歌「いつか大人に」の待望の初CD化です。オープニングの「虹になりたい」が収録されたCDは数多くありました。その出来の良さに感動し、挿入歌「いつか大人に」も聞いてみたいと思った人は多いと思います。実際、「いつか大人に」は名曲で、やまがたすみこさんの「虹になりたい」に感動できる人には是非おすすめです。 これからは、廃盤レコードを入手すべく数万円出してオークションに参加する必要はありません。このような金額で新品のCDを買えるのですから。
「CDツイン」版はどうやら日本コロンビアからの関連曲が多く主題歌になっていましたけどね、このCDにある曲が流れていた1980年代はどうやらポニーキャニオンからの関連曲が多かったようです。
まあ、このCDのことを考えて「CDツイン」版の時に、こちらにある曲をほとんど収録しなかったのなら、理由は分かりますね。実はこちらの「7・8・19」、「CDツイン」版にも収録されていましたよ。 2つ1組で買うのなら「星5個」なんですけどね。これ単独ですと4つに留まりますね。
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