フジフジテレビで放送していた江角マキコ主演の〈ドラマ版「ショムニ」〉とは、全く異なる出演者で構成されている〈ショムニ(劇場版)〉──。満帆商事で経理を担当している“つまらないOL”の塚原佐和子(遠藤久美子)が、2年も付き合っていた彼氏(阿部サダヲ)から別れを告げられた翌日に、上司(渡辺一恵)から〈庶務二課〉でのヘルプ業務を頼まれてしまい、1日だけ庶務二課へ派遣されることになった。
自分の誕生日にショムニへ派遣された佐和子を待ち受けていたのは、まわりの職員から〈悪魔のOL〉と呼ばれている、坪井千夏(高島礼子)を始めとした5人の〈ショムニーズ〉と1匹の猫──。
今日も、何事もなく1日が終わると思っていた佐和子は、仕事を適当にこなし終えたショムニーズから思わぬ洗礼を受け、「自分はツマラナイ人間なのだ」と実感する。その場から逃げる様に立ち去った佐和子は、町の裏路地で絵描き(袴田吉彦)に出会い、その絵描きが描いた絵を見た瞬間に、「自分のすべてをこの絵描きに捧げたい。」──と、思いを馳せるが、未だに正直になれない自分がいる事に気が付き、千夏の自宅へと足を運ぶのだが・・・。
この「ショムニ(劇場版)」では、千夏による佐和子の心の「羅針盤」への呼び掛けをキッカケに、葛藤しながらも人生開拓をしていく佐和子の一晩を描いている。
とにかく、凄い!ですよ。'お笑い'や'演芸'という枠では収まらないし、誰が見ても面白いと思います。我が家では家族で繰り返し見てますが、それぞれツボが違うようです。絶対!おススメ!です。
いやいや、本当に笑いの止まらない、素晴らしい作品でした。伊東四郎、小松政夫ならではの絶妙な【間とボケ】。舞台の上で二人がまじめに演じようとすればするほどコミカルで、これまた可笑しくて。本当にこのお二人は素晴らしいコメディエンターテイナーであると今更ながら考えさせられます。出来ることなら、もう一度お二人で舞台をやってほしいと強く思いました。
みごろたべごろ世代には恐らく懐かしい【小松政夫さん】!【なが〜い目で見て下さい!】
【小松の親分さん】などのエピソードも多数収録してある逸品!です。
よくわからない仕事です。 仕事の内容もそうですが、どんな気持ちで取り組んでいるのか。 まったく想像の範囲外です。
これは、小松政夫さんが、植木等の付き人だったころの4年間の物語です。
『のぼせもんやけん2』とあるとおり、『のぼせもんやけん』が存在します。 こちらは、福岡から上京して伝説のセールスマンになるまでの話をまとめているそうです。 その後、会社を辞めて、植木等の付き人になるんですね。 実は、この本は、もっと早く書かれる予定だったらしいのですが、途中、植木等さんが亡くなったため、お蔵入りしかけたそうです。 それくらい、小松政夫氏にとって植木等さんの存在は、大きかったようです。 植木さんが亡くなって半年経ってから、やはり、植木さんのことをまとめなきゃ、との動機でペンを取ったようです。
この本には、師匠と付き人の濃厚な人間関係にあふれています。 それは、肉親以上といえるでしょう。 このような濃厚な人間関係を一生続けていくって、どんな人生なんだろう。 ハナ肇さんのエピソードも綴られていますが、カリスマってこんな人の事をいうんだろう。って人物像です。
付き人って、師匠を愛し抜く仕事だったんですね。 クレイジー好きには、おもしろい本です。
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