がんばれゴエモン きらきら道中
【からくり卍固め(3)】
・RPG風にアクションがついたもの
・マップを行き来する事が多く、アクションステージはそれほど多くない
・ストーリー重視のため、長い
・微妙な収集イベント等がある
・「うぉーかー」という乗り物を使わなければ進めないところが多く、うぉーかーを持ち運ぶのが大変だったりする【きらきら道中(4)】
・アクションにストーリーがついたもの
・アクションステージは【奇天烈将軍マッギネス(2)】には劣るものの、3に比べれば格段に増えたと思われる
・1ステージ式のアクションなので、気軽に遊べる
・ミニゲームでも気軽に遊べる
・グラフィックなどは変えなくて正解
1~4は基本的にどれも面白いと思います。ただ、シリーズのゲームとしてはそれぞれ、方向性が違うので合う合わないがあると思いますが…
本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
自分自身四輪・二輪とも大好きですが、ホンダって世界的にみても実用とスポーティーさの両方で成功を収め続けている希な会社だと思います。一つのメーカーで二輪GPと四輪F1の頂点を極めているところなんて無いし、普通?であれば(外国のスポーツカー専業メーカーに象徴される)高級路線でいきそうなところを、しっかりした実用車も作り続けている(しっかりヒットさせて傑作と呼ばれている)。しかも本田宗一郎と藤澤武夫のペアがユーザーに対し、しっかりとホンダっていう会社の良い固定イメージをつくってしまっていますよね。
改めてこの本を読んでみて、ホンダって一つのジャンルに拘らず時代に合わせて柔軟に対応している会社だ(ったんだ?)なあって感じます。
まさに大小問わず今経営者に必要とされていることをとっくの昔に実現しているのです。凄すぎますね。
無学歴の人たち(とは限りませんが)が現代社会の礎をつくってくれたと私は考えますが、その中でかなり突出した本田宗一郎という人物の生き様には、現代の人たちも学ぶことがたくさんあると思います。
「いつも未来のことばかり考えていて、思い出話などしたことがない」なんていってる人ような人がいまどれくらいいるのでしょう?
これらの本を読んで「ホンダ」ファンになったひと、また予備軍がこれからも増え続けると思いますが、一ファンとして本田宗一郎の創業スピリットを感じる商品を「ホンダ」には期待し続けますよ。(それって関係ないか...)
追伸~この本表紙がとってもカッコイイですよ!
黛敏郎:シンフォニック・ムード/バレエ音楽「舞楽」/曼荼羅交響曲/ルンバ・ラプソディ
黛敏郎の比較的初期の作品が収められた珍しいCDです。特にシンフォニック・ムードは演奏会で扱われたことはありますが、確かに録音がでたことはありませんでした。このシンフォニック・ムードは黛が21歳という年齢の作品に関わらず将来大シンフォニストとなるであろうことを予感をさせるものです。ともかく手馴れていて、巧いんです。どうすればオーケストラを鳴らすことができるかを物凄く良く心得ている。1950年の日本の状況を考えるとこれはとんでもないことです。
そして、このCDの圧巻は片山杜秀氏による解説です。堂々13頁(英文翻訳も含めると24頁)にわたる解説には、片山氏による黛論が展開されており、黛がその特性をどのように身に付けていったかを自在に語っています。片山氏にとっては、この時代の記述は自家薬籠中のものとなっておりその博覧強記と自然な語り口は、読者を瞬時にその時代に送り込むタイムマシーンとなっており、ただただ脱帽するしかありません。
このような超一流の評論家のライナーノートを前にしたら、自己の言語を持たない他人の借り物を単に頼りにするだけの世の三流評論家は筆を折り、口を閉ざすべきでしょう。
このCDには他に舞楽と曼荼羅交響曲そして最初期の管弦楽作品であるルンバ・ラプソディーが入っています。演奏はとても丁寧なもので、舞楽第二部の打楽器による独特の拍はその緊迫感において新たなものとなっています。鮮明な音質で輪郭がはっきりした素晴らしい演奏と録音です。ともかく、CDがその全体として質が高いのです。表紙の古賀春江画伯の「海」もいいし、CDジャッケトの内側の面のドイツ語で書かれた日本地図のデザインもいいんです。
丁寧に仕事をした人々の労作です。橋本国彦の作品集以来のきちっとした仕事です。正当な評価が下されるべき近年まれに見る見事なCD(作品)といってよいでしょう。