「bad day」「song6」「free loop」に敵うかと言われたら、そうでもない。劣りますね。全体的に良いんですが、傑出した曲もありません。残念でした。
もう亡くなってしまったけれど"Innocent Age"の頃のDan Fogelbergを思い出させるような甘い声音とストーリーテリングな歌詞。これでもかとばかりに琴線に触れてくるメロディ。そんな雰囲気に浸りたいときこれ以上ない選択肢になります。私は続けてお休みの日の最後の午前中に聴いています。
『マジソン郡の橋』のような熟年男女の純愛ストーリー。45歳のエイドリアンは、夫に裏切られ、今は一人で3人の子供の世話と年老いた父の介護をする日々。もう、自分の中の女を意識したのはどれくらい前になうだろう。54歳で外科医のポールは、仕事に打ち込みすぎ、家庭をないがしろにしたために、愛する奥さんには逃げられ、一人息子には嫌悪され、気がついたら天涯孤独の身となっていた。その二人が、海辺の小さな村ロダンテの<イン>で出会い、激しい恋に落ち、5日間愛し合い、別れた。
こうなると、ほとんどハーレー・クイーン・ロマンスのような物語となってしまうが、ニコラス・スパークスの恋愛小説は、いつも、単純に愛し合う2人の人間関係で話が終わらない。エイドリアンの長女は、夫に死別し、それ以降、うつ病のような物想いに沈む毎日を送っている。ポールは、一人息子との関係を何とか修復したいと望んでいる。それらの、いくえにも絡み合った人間関係の糸が2人の純愛を契機にほどけていく。
離婚や、浮気や、無関心などにより、人生の喪失感を味わったことのある人にとっては、自分のことを『理解してくれる』、自分は『愛される価値のある人間である』と気づかせてくれる恋愛をすることは、人生を前向きに生きていくうえで最も必要なことではないだろうか?35歳以上で、愛を失った悲しみを持っている人にとっては、読んで損はなく、温かい読了感を与えてくれる筈だ。
音楽は好みなんで人により印象はもちろん変わるし微妙ですけど、 Bad DayやFree Loopのような曲があまりにも印象に残っていて、ついつい買ってしまうが、 ああ言う感じの曲はないな。もう作れないのかな〜。
じっくりと聴かせる楽曲を集めたベストセラー『Beautiful Songs 〜ココロデ キク ウタ〜』の第2弾。
コンピレーション・アルバムというと賛否のあるところですが、このシリーズ、なかなかいいです。
今を時めくDaniel Powter、James Blunt。。
そしてThe Bee Gees、Judy Collinsに感涙です。
新しい曲だけでなく懐かしい曲も織り交ぜて、今回もじっくりと聴かせてくれますよ。
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