深夜放送のラジオ番組の中で、 本土復帰直前の沖縄を吉田拓郎がレポートした時に、 紹介されたのが佐渡山豊の「どうちゅいむにぃ」。 「本土復帰万歳」ムードに酔う脳天気な高校生だった私にとって、 この歌は衝撃的だった。 そして、「沖縄」の歴史や風土や人々のことを、 本土復帰の意味を、 高校生なりに考え始めるきっかけになったのだった。
とはいえ、その深夜番組でのレポートも 「沖縄フォーク村」のメンバーによる歌も 「お堅く」て「重苦しい」ものばかりが詰まっているわけではない。 陽気な屈託のない若者としての、ラブソングだったり、 ごくありふれた日常を歌ったほんわかする歌もある。
BIGIN、HY、オレンジレンジ・・・ 今人気の沖縄サウンドの源流がここにある。
ケメが大好きで高校生の頃よくコンサートに行きました。「あおい君とさとう君」のラジオも毎晩欠かさず聞き、その後の北炭生さんのラジオもよく聞きました。今となっては、聞くことの出来ないものとあきらめていた曲が聴けることは、ほんのり懐かしい思いです。今はやりのような癒し系の曲にまた、あえてうれしいです。
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