極端な話、バンドのアンサンブルだけでも聴ける。その上に良いメロ・ コーラスワークが乗って更に気持ちよさ倍増。
DEVOを崇拝するポリシックス。。DEVOのメンバー達も彼らの音楽を高く評価しており、後継者の出現を喜んでいるとのことだ。
彼らのバンドとしての演奏技術は確かなものがあり、けっしてきわものバンドではない。そのしっかりしたバンド・サウンドにばかばかしい歌詞、ボーカル・スタイル、電子音をからめつけるのが彼らオリジナルの手法だ。この独特のサウンドはばかばかしさを突き抜けてとても素敵だ、快感だ。彼らのサウンドには閉塞感を伴った不思議な疾走感がある。
「カジャカジャグー」は80年代初頭のUKのB級ポップバンド(ただし、セールスはそこそこあったはず)カジャグーグーをもじったものだろうが、やはり深い意味は不明である。ただ、ポリシックスはDEVOのみならず、どういうわけか80年前後の音楽文化に偏執していると思われる。他にもXTCをもじったXCTという曲があるし、プラスチックスのカバーや当時の大ヒット曲「マイ・シャローナ」(ビートルズの再来といわれ、一曲で消えてしまったザ・ナックの名曲)のカバーもしている。
ポリシックスのハヤシ君は確か、1970年代後半の生まれだったと思うが、ハヤシ君の記憶の原風景にはあの1980年前後のあの独特の雰囲気が刻み込まれているのだろうか。。(ちなみに1980年前後は筆者にとっては懐かしい青春時代であった)
かつてのDEVOやプラスチックスがそうであったように、ポリシックスはばかばかしくもカッコイイ。そして、DEVOやプラスチックスとも違うオリジナリティーを確立しているところが凄い。今、もっとも注目すべきバンドといってよいだろう。否応なしに今後の活躍を期待してしまうのである。
ロック史に残るであろう大ヒット曲「マイ・シャローナ」を含む1stアルバムに未発表テイクを含むリマスター再発。 その後が続かなかった為「一発屋」と言われていますが、かなりの才能を感じます。 「マイ・シャローナ」が有名すぎる為他は聞く価値が無いかのような評価がありますが、ポップ感覚の優れた曲ばかりで驚かされます。 ロッククラシックにも精通しているようで、ビートルズを基本に当時のニューウェーヴまで上手く取り込んだソングライティングには感心します。 2nd以降の失敗は、本人たちがあまりに1stのヒットを意識しすぎた為に二番煎じで終わってしまった事。 しかし復活作と呼べる「ZOOM」は良いアルバムでした。 ボーナストラックではスプリングスティーンもカバー、初期のリハーサルデモ等を収録。「マイ・シャローナ」のデモも収録。 2ndではドアーズのレイ・マンザレクとの共演等も含まれ、力の入ったリイシューシリーズですが、 日本の販売元、東芝EMIはいまだに古いマスターのまま再発を続けています。
R35・・
半分もいってません(><;)
自分は70年代の曲とかをよく聞きます。オヤジの影響でしょうか?('-`;)
周りの知らない曲を独り占めしているような贅沢な気持ちで聞いています。
このCDには一度は聞いたことのある曲がたくさん入っていて気持ちよかったです。
2枚ともいい曲がぎっしりつまっています。 買って損はなかったです!!
これまでのサントラ史上(?)でも絶対上位に入る名盤だと思います。 とにかく選曲がいい! リサ・ローブの「ステイ」がこれからヒットしたのは有名な話。 「マイ・シャローナ」も大好き。 映画はXジェネレーションについて描かれていると言われていますが、確かに時代の気分が反映されいるのかも。 映画を観なくても十分楽しめると思います。
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