ふとダークメルヘンな曲がほしい、と思って検索し、買ったCDがこれでした。 カスタムレビューを見ただけで買ってしまうなんて安易な…期待するような曲じゃなかったら、 と不安や後悔も沢山ありましたが、一曲目の「王国」を聴いた瞬間に、そんな思いは吹き飛びました。 まさに私の求めていたダークメルヘンな曲が盛り沢山!! 目には見えない静かな歌声の主が、ゆっくりと童話を歌い聞かせている…。 そんなイメージすら湧いてくるCDでした。 唯一つ残念なのは、5曲目の「アーク~きみの夢をみた」。 ダークメルヘンなCDに一曲だけ、そのCDに似つかわしくない感のある 「恋物語」のイメージが否めませんでした…。曲自体は可愛くて良いんですけどね。 どの曲が一番かなんて選べません。是非ともこれは聴くべきです。
前田亜季主演ドラマですから、ファンは買いでしょう。もちろん、「安楽椅子探偵」シリーズのファンもね。両方が買えば、売り上げは2倍だ!
横溝正史的世界観で描かれるミステリー。山奥の屋敷、謎のミイラ男、死んだコントラバス奏者の亡霊、トランクから出てきた死体。
ちょっとした手がかりを、一つ一つ辿っていかないと、謎は解けません。きっかけで一つで劇的に繋がるようなパズルではないので、そこが難しいところ。でも、辿っていけば確実に行き着く結論です。
そして、このシリーズといえば、解決編。今回はちょっと、盛り上がりに欠けるかな?でも、相変わらず面白いです。シリーズの「お約束」に対する挑戦も少しあったりして。
辛い評価もあるようですが、僕はこの作品、好きです。面白いと思いますよ。
これはシリーズ最高傑作の呼び声が高い作品です。本格ミステリーであり筋が通った出来です。謎解きが非常に楽しく、役者陣が面白い。山崎銀之丞や川原和久、犬山犬子の演技が光り輝く痛快作。
探偵小説を読むのは久しぶり。十代の頃は随分と読んでいたものだが、大人になって
からはとんとご無沙汰。日本でどんな作家が人気で、どんな作品が出ているのかも
知らない私であるが、名前だけは聞いたことのある作家さんだったので手にとってみた。
作者の処女作であり、87年の発刊。27歳の時に書かれたとのこと。かなり面白く、結局
二日で読んでしまった。クリスティの「そして誰もいなくなった」がモチーフのようで、作者
のみならず登場人物もそれを意識しているのだが、私は読んだことがないので比較は
できない。つまりは孤島もので犯人の正体がつかめないまま、次々に人が死んでいく。
いずれもそれらしき装いをふりかけられた犯人候補が次々に登場するので、最後の
意外性にびっくりさせられるという仕掛け。探偵小説のトリックについて一家言ある人は
知らないが、娯楽作品としては十分に楽しめたので野暮なツッコミを入れるつもりはない。
巻末の鮎川哲也氏による解説も面白い。要するに「お前ら叩きすぎなんだよ!」と言って
いる。本作は"新本格派"の嚆矢となった作品だけに、高い評価と共にいろんな批判も
あったものらしい。その後ネット時代に入り、当欄をみれば分かるように素人書評がます
ますかまびすしくなっていることを考えると、探偵作家もなかなか大変な仕事のようである。
『ビバ!折り紙』も相当衝撃的でしたが、この本はそれ以上です。
子供達にせがまれて「ドラゴン(中級)」を折りましたが、所要時間1時間というところでしょうか。入門編以外の作品はすべて30cmサイズの折り紙で折ることをお勧めします(できれば薄い和紙)。
十二支も網羅されていて(若干苦しいのも有るけど)、早速ねずみを折って友人にプレゼント。子供に折らせて年賀状に貼ろうか、何てことも思案中。
また絶版になる前に、予備の本をもう1冊買っとこうかしら(笑)。
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