日本楽譜出版版(NGS版)No.273 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調とこのDover版Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2: In C Minor, Op. 18 (Dover Miniature Scores)の両方を最近購入しました。私の手元にある両者を比較すると、(1)価格:定価はNGS=1200円、Dover=6.95米ドル。アマゾンでもDoverの方がかなり安く入手できるはずです。 (2)楽譜:内容はページ割りも含め同じです。NGS版の方が格段にきれいで読みすいですが、Dover版でも別段支障があるわけではありません。 (3)解説:NGS版には濱田滋郎の曲解説がついており、音楽の専門家ではない私にも興味深いものでした。Dover版には解説の類いは一切ありません。 (4)結論:400〜500円の価格差をどう考えるかは人それぞれですが、私はNGS版を勧めます。
ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールの優勝をきっかけに彼を知ることになって、優勝する前からもっと早く知りたかったと思いました。このDVDの彼の演奏は心に響くすばらしい演奏でした。とても音がクリアで洗練されていて美しく、目が見えない状態で弾いていることを微塵も感じさせない演奏がすごい圧巻。特にベートーベンの「熱情」は惹きこまれました。
アンコールで弾いた彼自身の作曲された「川のささやき」が一番心が癒されました。私にとってはクラッシック曲もオリジナル曲も全て彼の演奏は癒されました。
私は、彼のこれからの活動を期待していますが、今までの彼の演奏の良さを壊さない程度に演奏活動ができることを祈っています。彼自身の心に映る詩的なオリジナルの曲もどんどん発表してもらいたいなとこれからの新しいアルバムも楽しみにしています。
そういう点でもこの演奏DVDは必見です。
一気に読めました。若者の成長を描いた点では非常に面白かったです。 ミステリーはどっちでもよくて、音楽好きとしては、基本的な間違いが気になって、それで少し白けてしまいました。
チューニングの仕方、オケ奏者の配置、オケがソロピアニストを雇いたいといっているような記述、 そういうごく基本的なところです。
出版する前にアマオケ団員にでも読ませればすぐ指摘できることなので、編集者の力量でしょうか。 面白かっただけに非常に惜しいです。
安いですね。練習番号はありますが、小節番号はありません。ただカットもありませんので、これで十分ではないかと思います。ブージー社以外ではこの楽譜しかないのが実情でしょう。 A4版より少し大きいくらいで、ピアノパートもオケパートと同じ音符サイズになっているので、ぱっと見た感じピアノは音符の洪水なのですが(笑)、意外に読みやすくCDなどを聴きながら見るのに適しています。なお、ピアノ協奏曲第3番のカデンツァは通常のものだけでなく、いわゆる大カデンツァ(ossia.)も収録されていますので、ご安心ください。 もっとも演奏頻度の高いピアノ協奏曲第2番については、同じDoverからミニチュア版スコアも出ています。1000円を切るくらいの価格ですので、2番のみを探している方はそちらでも用は足りるでしょう。
素晴らしい演奏です。他の方の繰り返しになりますが、優しい音色に緻密な、それでいておおらかな演奏です。
さらに「単なるピアノの音」以外の音も再現しようとしているんだろうなぁ、と思うような澄んだ音色が本当にきれいです。辻井さんの演奏だけなら☆五つです。理解しやすく、丁寧な記述のライナーノートも好感が持てます。
残念なのは録音で(好みもあると思いますが)、一聴してリバーブが効きすぎだと思いました。トータルではそれなりにきれいにまとまっていますが、辻井さんの音色をCDで再現するのに、あんなにマイクを離してホールの残響まで捉える必要があるのか疑問です。辻井さんの演奏以上に、PA担当者の意図を強く意識させられてしまう点だけが残念です。
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