日本映画では考えられないカンフー?と日本刀をミックスしたアクションは斬新で面白い!こう言っては失礼ですが、日本とは違い主役の女優陣がしっかりアクションの訓練した感じで、ラストはなかなかの出来だと思います。なんだか見終わってスッキリしました。
カリスマ、イアン・カーティスの自殺へと向かいつつある精神、その消えかけた灯火の最期の輝き、しかし、その炎は触れる者を皆凍えさせてしまう冷たい炎。そぎ落とされたタイトなサウンドと呪詛の言葉を呟くような陰鬱で乾いた歌声。漂う倦怠感・閉塞感・虚無的なムードに押しつぶされる。エレクトロニックな音と独特のグルーブ感には後のNew Orderの萌芽が。難解な詩世界。内へ内へと向かう負の力、自らの内側に穴を掘り続け、やがてその穴は自らの存在すら食い尽くし、広大な宇宙へと到る…負の力は己の破滅とともに爆発し世界を覆いつくす…そんなイメージ。滲み出るのはある意味ロマンチシズム、届かぬ世界への絶望的な憧憬。無表情な若者たち、絶望しながら何も感じない心とテロリズムの香り。遠くから自分自身を眺めるような視点、どこまでも冷めた意識。
「Atrocity Exhibition」は腐敗した世の有り様を次々と展示。機関銃を乱射するようなギター音が印象的。「Isolation」はきらきらした音像、ある種陽気で道化じみたメロディー、孤独に嘆くナルシスティックな詩世界、その裏からのぞく恐ろしく冷めた表情にゾッとする。「Passover」はただただ陰鬱な響きだが、ひたれる。「Colony」は重いというよりへばりつくようなリズム隊とじゃりじゃりしたギターの隙間をうつろなボーカルが響き、非常にカッコイイ。「Means to an End」は虚しくやるせない。絶妙な感情表現がゆっくり着実に胸をしめつけてくる。「Heart and Soul」は霧がかったような音像の中、単調なようでいて時にふつふつ煮えたぎるような熱を帯びるドラムが印象的。「Twenty Four Hours」はまどろみから徐々に傾斜を増し走り出す展開がカッコイイ。「The Eternal」は葬式の風景。ピアノが冷たく神秘的。「Decades」は悲劇的・荘厳な音色に包まれ感動的でありながら、詩からは嫌な後味ばかり残る幕切れ。
世界一暗いロックバンド。
Closer=袋小路の住人 四角関係は苦労さ。 マイク・ニコルズ監督が名優4人をこき使って、見事に恋愛コメディ舞台劇をスクリーンに映し替えました。
特段、特別な恋愛物語ではなく誰でもが経験したり、させられたりする恋愛事情を軽妙な会話と表情豊かな演技で描いて行きます。 この辺りが映画的に面白くない印象を与えたようで、公開中の評判はあまり良く無かった様です。(むしろ最悪の評価) また万人受けする内容でもなく、もし監督の演出と俳優たちの技量が無かったら、単なる駄作に成り得る作品でもあります。 その事が本作の評価が定まらない要因になっていると思われます。 特に恋愛勉強中の若い子は夢と希望を無くしますからご注意を。
スケベ心は人一倍で美味しいとこだけ取って、無難に過ごす要領の良いラリー。 彼は本当に人生を楽しんでいるのか? 女とやりたい気持ちが先行し過ぎて、空回りを続けるダン。 彼に本物の恋愛は生まれるのか? 何のポリシーも無く流されるだけの、SEX大好き金持ち女アンナ。 彼女に幸せは訪れるのか? 体を張った仕事をしているくせに、自分に納得していない中途半端なアリス。 彼女は自分の人生を見つけられるのか?
映像化しにくい単純なストーリーを、これだけ魅力的な作品に仕上げた監督の力量はさすがです。 見た人は自分がアリス、アンナ、ダン、ラリーのどれかに似ていると思うはずです。 そして一番若いアリスだけが、純粋な恋愛感を持っている事に気付かされます。
年齢とともにどこかへ置き忘れてきた大切なもの。 あなたも取り返しのつかない事になっていませんか?
自分が心地よい服を着てるだけ…なのに、なぜか日本人にはマネのできない着こなしだったり、色合わせだったり。 そんなさりげなく素晴らしいオシャレ人さんがたくさん載ってるフォトブックです。 参考にするもしないも自分次第。だけど、日本の同じような服装を見慣れた人にとっては、なかなかに刺激的な一冊かと。 自分の殻を破りたい人、ちょっとおしゃれに興味のある人におススメです☆
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