書店で平積みしていたので手に取った。秘境マニアではないが、軍艦島と別子銅山をとりあげていたので買った(550円の廉価版だから気楽に)。 軍艦島は秘境ではなく天気さえよければ観光できることになっている。数年前にトライしたのだが波が高く、近くまでいったが上陸できなかった。この本を読むと、不法上陸であり禁止区域まで潜入したところをみれば「秘境」といえるだろう。そうか、こういう状況なのか、と案内になっている。 別子銅山も行きたかったところだが、なかなか行けない。筆者は苦労して歓喜坑に行ったが、住友の社員研修が行われているのだから別ルートもあるようだ。 「秘境」も「秘湯」もブームになっているが、到達するのにちょっぴり困難程度でも、「秘境」といってもいいだろう。筆者が進むルートは「探検」だね。
天竜川に沿った地域は、中央構造線が通り地形的な説明があるので理解を深めてくれます。 空からの画像は、その構造を分かりやすくしてくれています。
特に、最近は震災などで断層や地形を考えることも多いので、その理解の一助にもまります。 画像としては、昔の撮影のためかあまり良くないのが難点です。 また、組み合わせている地域をもう少し考慮すると良いと思います。
タイトルと表紙のカバー写真に惹かれて、買ってみました。ライターの方は、サラリーマンとして日々の生活を営んでおり、 いわゆる文章のプロでは無いようなので、酷かもしれませんが、情景に対しての臨場感ある描写や、驚き・感動に対しての 表現がいまひとつであるように思えました。 しょせん国内だからというわけではありませんが、あっと驚くようなネタがあるわけでは無い分、もう少し文章のセンスで カバーしないと読んでいて、自分もその場所を一緒に歩いて探索しているような気分に入り込めないかなと感じます。 企画そのものはとても面白いと思うし、秘境探索に対するスタンスなどは好感がもてるだけに、余計に惜しまれます。違う方 が書けば、同じ体験でも、もっと面白く読ませることが出来たかなと。 しかしながら、国内旅行や日本の奥地探索が好きで、時間がある方なら読んで損はしないと思います。
映画を観てからこのCDを聞きました。唄っている方のエネルギと映像をとても感じるよい素晴らしいCDでした
執筆者は実際に彼の地を踏破した経験者であり、その言葉が清々しい。 こういった、技術と修練を積んだ人にこそ訪ねる資格がある聖地が今もあり、 彼らの持ち帰る言葉や写真に思いを巡らせ心躍らせる・・・。 この楽しみを、これからの世代にも残してあげたいものだ。 僕ら素人の居場所は、そこからもたらされる恵みに直に触れたりしないで、 大切に、そっとしておく事ではないか。
別冊太陽のムック本は、以前に読んだ「先住民アイヌ民族」も非常に優れた内容だった。 これからも、折あれば積極的に読んでいきたい。
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